Ｇ２０サミットが開幕＝貧困、開発機関強化を議論

　【リオデジャネイロ時事】日米中など２０カ国・地域首脳会議（Ｇ２０サミット）が１８日、ブラジル・リオデジャネイロで開幕した。ロシアのウクライナ侵攻が長期化し、中東情勢が緊迫化する中、立場の異なる先進国、新興国が協調を模索する。初日は、貧困や国際開発金融機関（ＭＤＢｓ）強化などを討議。１９日まで開き、首脳宣言の採択を目指す。

　日本からは石破茂首相が初参加。バイデン米大統領、中国の習近平国家主席も出席する。自国優先主義を掲げるトランプ次期米政権の発足を来年１月に控え、世界経済の下振れリスクを高める保護主義的な動きに対抗姿勢を示せるかも焦点だ。