集英社が11月18日、「週刊少年ジャンプ」の原稿料を改訂したとして、その額をXで公開し、注目を集めている。新原稿料は、モノクロ1ページ2万900円〜、カラー1ページ3万1350円〜など。
漫画家からは、原稿料が公開されたことそのものへの驚きや歓迎、「自分のデビュー当時より上がっている」などの反応がある一方で、一般読者からは「安いか高いか分からない」「もっと高くていいのでは」といった感想が出ている。
モノクロ1ページ2万900円〜、カラー1ページ3万1350円〜は、新人作家の初掲載の原稿料。連載の継続年数に合わせて毎年増額するという。また、初掲載時には50万円の連載準備金を支払う。
季刊の増刊号「ジャンプGIGA」は、モノクロ1ページカラー1ページ1万9800円〜。
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●「ヤングマガジン」も1月に公開していた
連載中の漫画家は、雑誌の原稿料と単行本の印税が収入になる。原稿料は長くブラックボックスで、原稿が完成した後に知らされるケースも多かったようだ。
だが今年1月に講談社「ヤングマガジン」が本誌で原稿料を公開して話題になっていた。
ヤンマガの初連載の原稿料は、モノクロ1ページ1万4300円〜、カラ1ページ2万8800円〜など。現時点ではジャンプよりやや低い水準だ。
●漫画家は驚き、読者は「もっと高くても」
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ジャンプの原稿料公開を受けてXでは、漫画家から驚きや歓迎の声が出ている。
おかざき真里さんは「わあすごい!」と反応。「雑誌ごとに事情があるのは重々重々重々承知していますが、最初から明確に提示してもらえるのはありがたい」などとコメント。
とよ田みのるさんは「こんくらいが基準になると助かるよな。ジャンプ本誌の方の値段がデフォになるといいですね」、白井三二朗さんは「とてもありがたい金額!」などとコメントしている。
原稿料は年々上がっているようで、過去の原稿料と比較して「倍になっている」などとコメントする漫画家もいる。
一方で、一般の読者からは「それでも安いのでは」「これって高いの?」などと疑問の声も出ている。
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