米Googleは11月18日(現地時間)、次期モバイルOS「Android 16」の最初のデベロッパープレビュー版(デベロッパー プレビュー 1)を公開した。専用サイトからシステムイメージをダウンロードし、インストールできる。対応する端末は、「Android 15」と同じ、Pixel 6以降のPixelシリーズだ。
Googleは例年、正式版リリースと同じ年の2月ごろに最初のデベロッパープレビュー版をリリースしてきたが、Androidエコシステム全体のデバイス発売スケジュールとの整合性を高める目的でリリースサイクルを変更すると発表した。Android 16の公式版リリースは2025年夏ごろになりそうだ。
プレビュー 1には、埋め込み「写真選択ツール」、「ヘルスコネクト」アプリの医療記録サポート、プライバシーサンドボックスの新版などの新機能がある。
写真選択ツールは、Android 13以降で使える、どのアプリでギャラリー内の写真や動画を共有するかを選ぶプライバシー保護機能。新しいAPIで開発者がアプリに写真選択ツールを埋め込めるようになる。
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ヘルスコネクトは、健康とフィットネスに関するデータを一元管理するアプリ。このアプリでFHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)形式で医療記録を読み書きできるようになる。FHIR(ファイアー)は医療情報の交換と相互運用のための標準規格で、厚生労働省は、FHIRを医療情報システムの相互運用性向上のための重要な技術と位置づけている。
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