「VR風俗」サービス終了へ 「商業的な成功のノウハウや覚悟が圧倒的に不足」 バイアウトも頓挫

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2024年11月20日 12:11  ITmedia NEWS

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X-Oasisサービス利用中の視点のイメージ

 VRベンチャーのファントムコミュニケーションズは11月17日、VR風俗サービス「X-Oasis」を2025年1月5日で終了すると発表した。同社もサービス終了後に法人を閉鎖する予定という。


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 X-Oasisは、20年に開始したVR機器を利用する性風俗サービス。キャストと利用者はそれぞれアバター(3Dモデル)の姿になり、疑似的な性行為を行う。サービスの詳細や資金については過去のレビュー記事も参照のこと。


参考記事:VR風俗で“初めて”を捨ててきた “疑似”だからこそのめくるめく性体験 開発の背景は


 同社はサービス終了の背景や経緯について「CTOを含む経営陣に、お客様、キャストに対するさまざまな配慮や、商業的な成功を推進する為のノウハウや覚悟が圧倒的に不足していた事を認めざるを得ない」「私たち経営陣に、その力と商業的成功に対する覚悟がない事を認め、移管やバイアウトを試みたが、それらもまた私たちの力・体力不足により、頓挫させてしまった」と説明した。


 一方で、事業の意義については「21世紀冒頭の未成熟なVR技術とバーチャルにおけるテクニックを活用し、その体験の片輪を4499件の予約を通じて、979人のユニークユーザーに届けられた事は、有意義であったと考えている」という。



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