『RIZIN DECADE』の追加対戦カード発表会見に登壇した(左から)矢地祐介、桜庭大世(C)ORICON NewS inc. 大みそかに開催される『RIZIN DECADE』の追加対戦カード発表会見が20日に行われ、第3部『RIZIN.49』で“桜庭和志の息子”である桜庭大世(26)が、プロデビュー戦で矢地祐介(34)と対戦することが発表された。また、フェザー級でYA-MAN対カルシャガ・ダウトベックの強烈ストライカー対決も決定した。
【写真】大みそかに対戦するガルシアと安保がリングでにらみ合う 日本格闘技界の大ブームを作り上げたレジェンド・桜庭和志の息子である大世は、父の影響で幼少期から大学まで柔道に打ち込んできた。卒業後は一般企業に就職したが、昨年7月に父親と同じくプロ格闘家の道を進むことを決断。今年7月の『超RIZIN.3』のリングに父と登場し、大みそかデビューを宣言した。
会見に笑顔で登場した桜庭だったが、対戦する矢地は「自分が桜庭選手の対戦相手のオファーを受けてガッカリしたし、悔しい気持ちになった。年齢的に若手の相手をしなきゃいけないのも重々承知しているし、大みそかに話題性のあるカードが必要だし、桜庭和志選手が大好きだから息子さんと試合ができるのはうれしいけど、デビュー戦で俺を指名したという話が入ってきて、ナメてんなと。MMAの厳しさを教えて叩き潰したい」とプロの洗礼を浴びせると宣言。
対戦相手にプレッシャーを受けた桜庭だったが「大みそかのRIZINという大きな舞台に立てるのは、親の名前でしかないと思っていますし、ペーペーなんでとにかく精一杯頑張ろうと思っています」とフレッシュに意気込み。「僕が矢地選手に勝っているところは、何も知らないということだけなので」と謙虚に矢地に挑む姿勢を見せた。
榊原CEOは「矢地も五味隆典や北岡悟など1つ前の世代を倒してここまで来ているので、今は追われる立場として若手のチャレンジを受けてほしい」と矢地にベテランとしての役割を求めつつ、「矢地にもリスクはすごくある。デビュー戦の桜庭大世に負けるわけにはいかないから、そういう意味でも試合を受けてくれたことに感謝します」と伝えた。
一方の桜庭に対して「桜庭和志のDNAを持った桜庭大世、まだみんな見たことがないものが大みそかに見られます。とてつもないポテンシャルを持ってるかもしれないし、未知数な部分が多いだけに、何が見せられるのか楽しみにしていただけたらと思います」と期待を寄せた。
●『RIZIN DECADE』12月31日 さいたまスーパーアリーナ
◆第1部対戦カード
・RIZINスタンディングバウト特別ルール:2分 8ラウンド
ライアン・ガルシア vs. 安保瑠輝也
◆第3部『RIZIN.49』対戦カード
・フェザー級タイトルマッチ
【王者】鈴木千裕 vs. 【挑戦者】クレベル・コイケ
・フェザー級
久保優太 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
・ヘビー級
貴賢神 vs. エドポロキング
・ライト級
矢地祐介 vs. 桜庭大世
・フェザー級
YA-MAN vs. カルシャガ・ダウトベック
・ヘビー級
上田幹雄 vs. キム・テイン