コロナ禍を経て、以前より自身の体調変化にしっかり耳を傾けるようになった、という人は多い。コロナなのかインフルエンザなのか、それともいわゆる“かぜ”なのか分からず、とりあえず市販薬を買ってきて待機。さて、いつから薬を飲み始めれば?という質問をしたところ、多くの人は「のどの痛み、はれ」を感じた時と回答した。大正製薬が9月27日〜10月2日に、全国の20〜69歳の約3000人に実施した調査結果だ。
直近1年間で市販のかぜ薬を飲んだ人のうち、かぜ薬を飲もうと思ったのは「のどの痛み、はれ」が出てからだという回答が最多で、続いて「発熱」、「鼻みず、鼻づまり、くしゃみ」の順。もっとも、発熱はかぜが本格化している時の症状。「かぜの症状は、(多くの場合)ウイルスが体内に侵入することをきっかけに起こる炎症によって現れる。炎症が広がると、のどの痛みや鼻みずなどの症状が現れ、さらに、脳に炎症が伝わると発熱などの全身症状につながってしまう」(大正製薬)。つまり「かぜのひき始め」にいち早く気づいて対処するのが肝要ということだ。
「この症状、かぜだったのか」と思う意外な症状について、大正製薬は「寒気がする」「筋肉痛」「口腔内の発疹」などを挙げている。かぜ薬は、「かぜの症状が少しでも感じられたタイミング」から飲むことができるもの。自身の体調に応じて効果的に対処して、快適な冬を過ごそう。
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