東京競馬場で11月24日(日)に行われるジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。今年もドウデュースやオーギュストロダンをはじめ、国内外から豪華メンバーが集った。東京競馬のラストを飾るビッグレースでかつて生まれた記録とは。種牡馬にスポットを当て、ベスト3をランキング形式で紹介する。
■1位 ディープインパクト産駒【4-5-3-22】
自身も06年に制しているが、父として3頭の勝ち馬を出している。産駒の初出走となった12年にジェンティルドンナが制すと、翌年には連覇達成。2着には同じくディープ産駒のデニムアンドルビーが入った。15年もショウナンパンドラとラストインパクトで同産駒ワンツー。21年にはコントレイルが白星を飾り、父にジャパンC4勝目を届けている。現4歳がラストクロップと年々数を減らしており、昨年は出走が無かった。
■2位 サンデーサイレンス産駒【3-1-3-36】
歴史的種牡馬は、ジャパンCの記録にも名を刻む。97年バブルガムフェロー、98年スペシャルウィークと、共に1番人気に推されながら3着だったが、99年にスペシャルウィークが前年の雪辱を達成。その後しばらく産駒の好走が見られなかったものの、04年にゼンノロブロイ、06年にディープインパクトが勝利。延べ43頭の出走はレース史上最多となる。
■3位 ハーツクライ産駒【2-1-2-20】
2勝以上を挙げた種牡馬はほかに2頭いるが、着度数の差でこちらが3位となった。14年にジャスタウェイが2着に食い込む。16年にシュヴァルグランが3着になると、翌年にはキタサンブラックらを破って金星。さらに18年3着だったスワーヴリチャードが、翌年に勝利した。晩成型と言われるだけあってか、勝利した2頭はいずれも2回目の出走で着順を上げている。
過去の結果だけ見ればオーギュストロダンが好走しても不思議ではない。ラストランを飾り、父に5勝目を届けることができるか。昨年4着だったドウデュースにも当然ながら注目。サンプルは少ないものの、連対したハーツ産駒はいずれも5歳だった。いまが能力、状態のピークにある印象で、サンデーサイレンスに並ぶ3勝目をマークするか。
【ジャパンCで産駒が2勝以上を挙げた種牡馬】
ディープインパクト 4勝
サンデーサイレンス 3勝
ハーツクライ 2勝
Kingmambo 2勝
ロードカナロア 2勝