前走圧倒的な9馬身差V 良血馬がリベンジで重賞初制覇なるか

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2024年11月21日 20:00  netkeiba

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前走の未勝利を圧勝したサラコスティ(今年8月撮影、ユーザー提供:ごっちさん)
 名牝系から新たな重賞ウイナーが誕生するか。サリオスの甥となるサラコスティ(牡2、栗東・池添学厩舎)が、京都2歳ステークス(2歳・GIII・芝2000m)で初タイトル獲得を狙う。

 サラコスティは父エピファネイア、母サロニカ、母の父ディープインパクトの血統。母は17年のエルフィンSの覇者。そのきょうだいには19年の朝日杯FSなど重賞4勝のサリオス、20年の府中牝馬Sを制したサラキア、22年のローズSで2着のサリエラ、昨年のアルテミスSで2着のサフィラなど、活躍馬がズラリと並ぶ。さらに祖母のサロミナは12年の独オークスの覇者。近親には21年のNHKマイルCを制したシュネルマイスターの名前もある。

 6月京都の新馬(芝1800m)は差し届かず2着だったが、勝ったエリキングは次走の野路菊Sも快勝した素質馬。何よりこの馬自身、上がり3Fはメンバー中最速をマークしており、評価を落とす走りではなかった。続く8月中京の未勝利(芝2000m)を9馬身差で圧勝。今回は格上挑戦での重賞参戦だが、ポテンシャルは明らかに上位となる。

 最大の注目点は初戦で先着を許したエリキングとの再戦だが、さらに上のステージを目指すためには負けるわけにはいかない。鞍上は頼れるC.デムーロ騎手。来春のクラシックに弾みをつける一戦としたい。

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