アル・イテファクは20日、マイケル・ビール氏がトップチームのアシスタントコーチに就任することを発表した。
現在44歳のビール氏は現役時代にチャールトン・アスレティックのアカデミーに所属していたものの、指導者を志して21歳で現役を引退。22歳にしてチェルシーのアカデミーで指導者キャリアをスタートさせると、以降はリヴァプールのU−21チームや、サンパウロ、アストン・ヴィラ、レンジャーズ等のトップチームでコーチ業を歴任。2022−23シーズンからはクイーンズ・パーク・レンジャーズで監督に就任すると、レンジャーズやサンダーランドでも指揮を執った。
なお、かつてリヴァプールのアイコンとして活躍し、現在はアル・イテファクを率いる元イングランド代表MFのスティーヴン・ジェラード氏とは、レンジャーズ時代とアストン・ヴィラ時代に監督とコーチという関係で共闘。レンジャーズ時代の2020−21シーズンには共にスコティッシュ・プレミアシップ制覇を成し遂げた。今回、ビール氏はアシスタントコーチとしてジェラード監督と3度目のタッグを組む。
アル・イテファクは2024−25シーズンのサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)第10節を終えた段階で、3勝2分5敗を記録し、勝ち点「11」を積み上げて現在12位につけている。開幕3連勝と好スタートを切ったものの、以降は7戦未勝利、現在2連敗中と苦しんでいる。
果たして、ビール氏のアシスタントコーチ就任は、厳しい戦いを強いられているジェラード監督のアル・イテファクにとって、風向きを変えるきっかけとなるだろうか。