11月25日の放送から第9週が始まる橋本環奈主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』。このところ平均世帯視聴率の週平均視聴率で13%台が続いており、このままだと朝ドラの視聴率におけるワースト記録を更新する可能性もありそうだ。
目次
・『おむすび』に相武紗季が登場
・『おむすび』視聴率推移
・NHKが橋本環奈の特集番組を放送
朝ドラ『おむすび』に相武紗季登場で「うれしい」と反響
朝ドラ111作目となる『おむすび』は、平成元年生まれのヒロイン・米田結が栄養士となり、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。
脚本を23年10月期の連続ドラマ『パリピ孔明』や同4月期の『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』(共にフジテレビ系)などの根本ノンジ氏が手掛け、仲里依紗、佐野勇斗、山本舞香、北村有起哉、松平健らが橋本の脇を固める。
放送開始以来、福岡県・糸島を舞台に結の高校時代が描かれてきたが、今月18日放送の第36話で結の家族がかつて住んでいた神戸にお引っ越し。
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20日放送の第38話では、栄養専門学校に通い始めた結が、初日にギャルメイクに長いネイルという出で立ちで登校したため、相武紗季演じる担任教師から「トイレでネイル、取ってこれる?」「調理実習の時はネイル禁止で」と注意されるシーンが放送された。
「相武さんといえば、昨年8月に夫や子どもとシンガポールに移住していたことが発覚し、話題となりました。彼女がテレビドラマにレギュラー出演するのは、2019年10月期の『同期のサクラ』(日本テレビ系)以来5年ぶり。久々に見た人も多かったようで、SNS上では『おむすびに相武紗季が出てきてうれしい!』『変わらない美しさ』などと反響を呼んでいます」(テレビ誌記者)
『おむすび』視聴率推移、『ウェルかめ』下回る可能性も
新展開を迎えた『おむすび』だが、視聴率は相変わらず振るっていない。
同ドラマは初回こそ平均世帯視聴率16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、直近3年で放送された朝ドラの初回では首位となったが、その後、週平均視聴率は第1週16.1%、第2週14.7%、第3週13.5%、第4週12.9%とみるみるダウン。
第5週で14.2%まで回復したものの、第6週13.6%、第7週13.9%と低調が続いている。
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なお、朝ドラの全話平均視聴率のワースト記録は、朝8時15分スタート時代の倉科カナ主演『ウェルかめ』で13.5%。これに多部未華子主演『つばさ』(09年度前期)の13.8%が続く。
また、通学・通勤時間に配慮して放送開始時間が午前8時に繰り上がった10年以降は、22年度後期の福原遥主演『舞いあがれ!』が15.6%でワースト。『おむすび』がこれらを下回る可能性も高そうだ。
「“朝ドラ主題歌初となるB'zが『おむすび』のオープニング曲を担当していることから、大みそかの『NHK紅白歌合戦』で司会を務める橋本とB'zの共演が実現するのではないかと期待されていました。しかし、19日に『紅白』出場者が発表されるも、B'zの名前はなし。ネット上では『「おむすび」がもう少し盛り上がっていれば、B'zの初出場もあったかも……』と残念がる声も見られます」(同)
NHKは「橋本環奈密着」番組で『おむすび』テコ入れか
そんな中、NHKは今月20日、12月30日放送の密着番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』で「俳優 橋本環奈スペシャル」を放送すると発表。『おむすび』の撮影に挑む彼女の姿や素顔を映し出すという。
「橋本といえば、10月31日発売の『週刊文春』(文藝春秋)にマネジャーへの“壮絶パワハラ疑惑”について報じられたばかり。橋本の所属事務所は報道内容を否定しましたが、このイメージは今後も尾を引きそうです。NHKは彼女の一生懸命な姿を見せることで、『おむすび』のイメージにテコ入れしたいのでしょう」(同)
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放送開始以来、“平成ギャル”というテーマが物議を醸していた『おむすび』。ネット上では相武の登場に沸いているようだが、果たして視聴率は回復するだろうか。