チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、古巣レスターとの一戦に向けた決意を語った。21日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。
ここまで11試合を消化したプレミアリーグで5勝4分2敗を記録しているチェルシー。直近2年間は国内リーグで本来のポテンシャルを発揮できていなかった同クラブだが、今季は開幕から好スタートを切って現在3位につけている。その原動力となっているのが、今夏よりクラブの指揮を執るマレスカ監督の存在だ。昨季にレスターをチャンピオンシップ(イングランド2部)優勝に導いたイタリア人指揮官は、自身初となるプレミアリーグの舞台でもその手腕を遺憾なく発揮している。
そんなチェルシーは、23日にプレミアリーグ第12節のレスター戦を予定。マレスカ監督が記者会見に出席し、古巣戦への意気込みを口にした。
マレスカ監督は、「私たちはより良く攻撃できるし、より良く守ることもできる。プレミアリーグで我々よりも失点が少ないクラブは4つか5つしかない」とチームの手応えを強調。「もし人々から私たちが失点しないと思われているのなら、それはプレイステーションであってサッカーではない」と過度な要求に釘を刺している。
また、「興奮しているし、素晴らしいシーズンだったから感謝している。オーナーとその家族、彼らは素晴らしい人たちだ」と古巣レスターについて言及。「彼らは選手、スタッフ、クラブ内のすべての人々を大切にしている。それがわかるだろう」と同クラブへの愛着を示した。
さらに、「我々が彼らのことを知っている以上に、彼らの方が我々のことをよく知っている」とレスターを警戒。続けて、「決して簡単な試合ではない。チームがどの順位にいようと、常に複雑な試合であることは目に見えている。私たちは集中して準備を怠らない。最高の形で勝つために準備する」と決意を述べている。