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不倫を報じられた国民民主党の玉木雄一郎代表(55)。
「SmartFLASH」によるとお相手は、「高松市観光大使」を務める元グラビアアイドルの小泉みゆき(39)。玉木氏は報道の当日に、緊急の謝罪会見を開催。また数日後には「玉木雄一郎より皆様へのお詫び」と題した動画を、自身のYouTubeチャンネルにアップし、改めて、有権者らに向かって謝罪を行った。
自身の進退については、「103万円の壁の問題が落ち着いたところでですね、党内の倫理委員会の結論を踏まえた上で最終的には出処進退を自ら判断する」と、YouTubeチャンネル「ReHacQ−リハック−」内で語っている。
現在は熱量を高めて政治に向き合っている玉木氏だが、こうした流れについて、コラムニストのおおしまりえさんは、「世間の関心が不倫報道から薄れていくのも、彼の戦略なのだろうか」と指摘する。また、「玉木さんは政治家として応援したい気持ちもある一方で、今回の報道で彼の“狡さ”や“浅さ”が透けたように感じます」とも語る。その意味を詳しく聞いた。
■不倫から謝罪会見へのウマすぎる対応に感じる“狡さ”
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玉木さんは謝罪会見において、一貫して「自分の心の弱さ」「妻に申し訳ない」「妻に叱責された」と、自分の非を認め、妻や家族への謝罪の言葉を述べました。謝罪会見も報道直後に行うなど、初動対応としては正直満点だなと、見ていて感じるほどです。
しかしそのあざやかな対応力の裏で、彼の狡さも読み取れるように思います。
例えば、彼は謝罪会見において、「10月31日に(不倫相手と)会うというのは、妻にも報告していた」と説明しています。批判されるのは当然として、1番の支援者である妻に堂々と嘘をついて行動できるその心のあり方は、隠すよりもずっと狡さがあると思うのです。
また謝罪会見中、お相手との経緯等を聞かれた際も「プライバシーにかかわることなので詳細は答えを控えたい」「詳細については家族の問題」と、出会いの経緯や交際に発展したキッカケなど、話せば立場が悪くなる情報は一切明言していません。
初動の誠実な会見と比較し、核心的な部分は上手く避けるなど、まさに政治家らしい対応力を発揮していると言えます。
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■ひと掘りすれば出てくる“浅さ”が彼の本質なのか?
報道後は、彼の過去の行いや発言と照らし合わせ、壮大な「ブーメラン」を示す声も、SNSに多数上がっています。
例えば彼のInstagramでは、過去に「政治家にハニートラップはあるの?」という動画をアップ済。そこでは、自身も過去にハニトラにはまりかけたというエピソードが、語られていました。
ハニトラされかけた経験があるなら、なおのこと素行には気をつけたいところですが、今回純粋な不倫(なんてものがあるのか知らないですが)には引っかかる玉木氏。結局脇が甘い印象は拭えません。
また、過去のブログでは政党のあり方について「同じ政治理念、政策を共有する集団ということでしょうが、私は、それ以前に、一定のクオリティ(品質)を満たした人の集団であるべきだと思います」と表現。その具体的な例として「絶対に、不倫をしない。」「高い倫理感を持った人の集団」であることだと語っています。
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さっと調べただけでも複数のブーメランが分かりやすく飛んでいるわけですが、こうした“浅さ”が、今回の報道で透けて見えたように思います。
政治家の資質として、「口の旨さ」は欠かせません。そういう意味では、今回の報道にあった彼の口の旨さや狡さは、政治家としての資質を持ち合わせているとも言えそうです。
玉木氏は定例会見で、不倫女性について「今後、関係することはありません」と宣言。あっさり関係を絶つ一方で、女性は観光大使を解職されそうだとか。女性に同情するつもりはないですが、このように切り捨てる早さも、優先順位がきっちりついていると言うべきか、はたまた自分本意であるというべきか、印象が分かれそうです。
(文:おおしまりえ)
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