ドジャースの大谷翔平(30)が22日、2年連続自身3度目となるリーグのMVPに輝いたことを受け、ニューヨーク・マンハッタンにあるMLB公式ストアでは、記念Tシャツが販売された。
Tシャツを購入した先着50人には、今季大谷が「54本塁打ー59盗塁」の“50−50”を達成したことにちなんで、限定版50−50ミニバットがプレゼント。ア・リーグMVPに輝いたヤンキースのアーロン・ジャッジ(32)のTシャツも販売されている。
MVPを指名打者(DH)専任の選手が獲得するのはメジャー史上初。両リーグでの受賞はフランク・ロビンソン(61年レッズ、66年オリオールズ)以来史上2人目で、リーグをまたいでの2年連続受賞は史上初の快挙となった。
過去2度の受賞は、投手と指名打者の“二刀流”での栄冠だったが、今シーズンはドジャースに移籍し、手術を受けた右肘のリハビリのため指名打者に専念。ドジャース選手のMVPは19年のコディー・ベリンジャー以来11人目となった。
今季、エンゼルスからドジャースに移籍した大谷は打者に専念したシーズンを送り、メジャー7年目で自己最多となる159試合に出場。本塁打、さらには盗塁数も順調に重ね、メジャー6人目の“40本塁打−40盗塁”を史上最速の出場126試合目でマーク。さらにメジャー初となる43−43を達成すると、“50−50”の大台に到達し、最終的には「54本塁打ー59盗塁」を記録し、歴史に名を刻んだ。
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歴史的シーズンを送った大谷は、打撃のベストナインにあたる「シルバースラッガー賞」をはじめ「ハンク・アーロン賞」「エドガー・マルティネス賞」「オールMLB」など各賞を総なめ。最後はMVPで締めくくり、2年連続の主要タイトル“5冠”に輝いた。