大分トリニータは22日、片野坂知宏監督と2025シーズンの契約を更新したことを発表した。
現在53歳の片野坂監督は2004年から指導者キャリアを始め、大分トリニータの強化部や育成年代、ガンバ大阪やサンフレッチェ広島でコーチを歴任。2016年からは大分を率いると、当時J3リーグに低迷していたクラブを1年でJ2リーグに、さらにその翌々年には6年ぶりのJ1リーグ昇格へと導いた。2021シーズンはクラブ史上初の天皇杯準優勝に輝いた反面、J2リーグ降格となり同シーズン限りで退任した。
2022シーズンはガンバ大阪の指揮官に就任したが、同年8月限りで解任されて以降はフリーとなり、今シーズンから3年ぶりに大分の監督に復帰を果たした。しかし、序盤戦から勝ち切れない試合が多く、J3降格も危ぶまれたなか、10勝13分け15敗の16位でJ2残留を果たしていた。
続投が決定した片野坂監督は大分のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「大分トリニータに関わる全ての皆様へ 日頃より大分トリニータへのご支援ご声援ありがとうございます。この度、正式に来期も大分トリニータの監督を務めさせていただく事になりました。大分トリニータに関わる全ての皆様に感謝し、新たな使命感を持って務めさせていただきます」
「今シーズンの成績を考えますと指揮を取って良いのか自問自答しました。ただ私自身悔しさとこのままでは終われないという強い思いが湧き上がり、リベンジの年としてチャレンジしたいという決断に至りました」
「来期は強化体制が一新され新しく吉岡SDが就任されました。吉岡SDとは以前も一緒に仕事をした経験があり旧知の仲です。もう一度一緒に大分トリニータを魅力のある素晴らしいクラブへと発展・成長させて行けたらと思います」
「2025シーズンは皆様が興奮し躍動するフットボールを展開し、結果に拘りたいと決意しております。引き続き大分トリニータへのご支援ご声援をどうかよろしくお願い致します」