アーセナルがベルギー代表FWレアンドロ・トロサールとの契約延長を画策しているようだ。21日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在29歳のトロサールは母国の名門ヘンクやブライトンで活躍した後、2023年1月にアーセナルへ完全移籍で加入した。同クラブでは主にブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリと左ウイング(WG)の定位置を争っており、スタメンから外れる試合もしばしば。しかし、ピッチに立てば常に輝きを放ち、ここまで公式戦通算83試合の出場で20ゴール13アシストをマークしている。
在籍3年目の今シーズンは、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアが約2カ月間の戦線離脱を余儀なくされた影響もあり、先発起用の機会も増加。開幕からここまで公式戦15試合に出場し2ゴール1アシストを記録している。
現行契約が2026年6月末までとなっているトロサールだが、アーセナルはこの期間を延長するべく、代理人との交渉に臨んでいるようだ。クラブ側はサウジ・プロフェッショナルリーグからの関心も噂されている同選手を引き留めることに熱心であり、週給を現在の9万ポンド(約1800万円)から最大15万ポンド(約2900万円)程度まで引き上げることを検討しているという。
スウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュや同FWアレクサンデル・イサク、ガーナ代表FWモハメド・クドゥスらに関心を寄せ、今冬にもアタッカーの補強に乗り出す可能性があるとも報じられているアーセナルだが、12月に30歳となる“仕事人”と新契約を締結することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。