能ある鷹は爪を隠すと言いますが、見せない美学を料理に反映させたのが、とんかつ専門店の「かつや」。ベーコンエッグを隠した「ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼」を、11月22日より販売しています。
隠されたら見たくなるのが人間の性。ベーコンエッグの野郎がどんな感じで隠れているのか、ちょっと確認がてら食ってきてやったぜ!
かつやの発表によると、「ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼」(税込759円)とは、「食べた人にしか伝わらない妙な納得感にお腹も気持ちも満たされる一品」とのこと。どうやら食べるしか、その正体を知るすべは無いようです。もったいぶりやがって!
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お店に到着すると、お目当ての「ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼」を注文。待っている間、テーブルに置かれていたメニューを見てみると「ベーコンエッグはど真ん中がうまい」の文字がデカデカと書かれています。なんだ、このかつやの自信は……。食べるのが楽しみになってきた!
待つこと約5分。届いた商品の見た目は定番メニューの「ソースカツ丼」そのもの。お馴染みの特製ソースの香りが食欲を刺激してきます。
そして、どこから見てもベーコンエッグの姿は見えません。完璧に隠されています。影も形も見せないとは、かつやもなかなかやるな。いざ!「ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼」の全貌を解明するために、いただきま〜す!
特製ソースが染み込んだとんかつを2切れほど食べてみると、ベーコンエッグの端っこが見えました。ちなみにソースが絡んだとんかつは外はサクッと中はジューシーで安定の味です。口の中で豚肉の旨味がジワジワにじみ出てきます。
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さらにとんかつを1切れ、キャベツも半分ほど食べ進めると、ベーコンや黄身の部分も姿を現しました。なんだかお宝を発見した気分です。
ここで筆者は気づきました。「あれ?ベーコンエッグの黄身、半熟じゃね?」と。さっそく開封の儀へ。プチッと中央を割ると、中からトロ〜ンと黄身が流れ出てきます。「うぉ〜!」。心の中で歓喜。
とんかつに黄身をたっぷり付けて口の中へ運ぶと、ソースの甘味や酸味とまろやかの黄身の相性が抜群で最高!とんかつの旨味を最大限に引き出しています。
まさに「能ある鷹は爪を隠す」ならぬ、「能あるソースカツ丼はベーコンエッグを隠す」です。ソースカツ丼のもっとも美味しい食べ方はコレなんじゃないかと感じてしまうほど。
今回も気づいたら丼はカラに。ごちそうさまでした!まさか本当に納得してしまうとは思いもしなかった……。かつやに踊らされた感はあるものの、「ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼」の美味しさに免じて許すとします。
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なお「ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼」はテイクアウトも可能。「ど真ん中ベーコンエッグカツ丼弁当」は、税込745円となっています。
(取材・撮影:佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024112208.html
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