SNSを見ていると、キャバクラ嬢やホスト、セクシー女優が、秘密にしていた有名人との交際関係や私生活、内緒でおこなっていたパパ活などをネット上で暴露されてしまう「晒し行為」のターゲットになることが増えたように感じます。その様子を見ている人たちからは「なんですぐに晒されるの?」という疑問の声まであがる始末。男女問わず次から次へと暴露されている現状では、このような疑問を抱かれるのも仕方がないでしょう。
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晒し行為の被害に遭う人たちは、下手な隠し方をしたことによって自然と秘密がバレてしまう自業自得タイプから、仕事仲間との関係悪化により暴露されてしまうタイプまで理由はさまざまです。驚くほど理不尽な理由でSNSが炎上することも少なくはないですからね。
また本人に非がないのに晒されるケースもあり、その代表的な理由は“僻み”です。「出る杭は打たれる」という言葉の通り、目立つ存在には信者と同時に認めない人(アンチ)も現れるため、アンチによる晒しを完璧に防ぐのは不可能でしょう。身内が足を引っ張るだけでなく、中には顔も知らないまったくの第三者が話をでっち上げてSNSが炎上してしまう例もあるほどです。
とはいえ、いくら晒し行為によってSNSが炎上したとしても「売れている人間」というのはひと味違います。精神的なダメージを受けても炎上を無料プロモーションに変換し、さらなる知名度&売り上げアップのツールとして活用する猛者も実際にいるのです。
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他者からの攻撃をプラスに変えるガッツがあると、あら不思議。どれだけネットで非難されても上手く持ち直し、更なる売れっ子街道を駆け抜けるのですから。ここまでいくと「出過ぎた杭は打たれない」状態が完成し、逆に叩きや晒しが沈静化されるというミラクルが起きます。
晒されるような行為を働いた点については反省する必要はあるものの、許せるような内容だったり炎上内容が不透明な場合だったりと、多くの場合が「晒した側にあまりメリットがない」形に話が落ち着きます。結局のところ、攻撃に打ち勝つパワーを持つ人がトップに上り詰めるというオチ。
だからSNSで誰かの悪評が回っていても、すぐ鵜呑みにしてはいけません。真実が分からないうちから周りの人に感化されて一緒になって叩くのは言語道断であり、すぐに「ファンをやめる!」と騒ぐのはちょっと早計すぎるのではないでしょうか。火のない所にも煙が立ってしまう、それがSNSの怖さですからね。中には注目を浴びるためにわざとやっているケースもあるので、視界に入った情報だけに踊らされるのは禁物といえるでしょう。
……え?晒されないためのコツですか?うーん、それを毒っ気のあるキャラの私に聞くのはどうかと思うけど(笑)、アドバイスを1つするならば「不義理を働かないこと」だと思います。
各方面に誠実な対応をすれば、無実の罪で話をでっちあげられ、ネットで叩かれたとしても鎮静は早いもの。真の味方が多ければ炎上も早めに片付くため、マイナスな方面には走らないでしょう。
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◆たかなし亜妖(たかなし・あや)元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。