アメリカのトランプ次期大統領が有罪評決を受けた不倫口止めをめぐる裁判で、ニューヨーク州の裁判所は量刑の言い渡しを延期しました。
この裁判は不倫相手の女性に口止め料を支払ったことを隠すために業務記録を改ざんしたとして、今年5月、トランプ氏に有罪の評決が下されたものです。
今月26日に量刑の言い渡しが予定されていましたが、ニューヨーク州の裁判所は22日、トランプ氏の大統領就任による影響を審理するため、量刑の言い渡しを延期すると発表しました。
トランプ氏側は裁判を取り下げるべきと訴えていて、裁判所は、トランプ氏側に12月2日までに申し立て書類を提出すること、検察側には12月9日までにその申し立てに回答するよう求めました。
検察側はこれまでに裁判の取り下げを否定し、量刑の言い渡しをトランプ氏の任期が終わる2029年まで延期するよう提案しています。
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トランプ氏側は量刑言い渡しの延期について、「トランプ氏へのいんちきな法律による攻撃はすべて打ち砕かれた」などとコメントしました。