「どう演じたらいいかわからない」趣里 『ブギウギ』後初の主演作は「プレッシャーはないと言ったら嘘になります」

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2024年11月23日 11:10  web女性自身

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「朝ドラ後初の主演作というところで、プレッシャーはないと言ったら嘘になります。でも、私自身、意識するとプレッシャーをより感じてしまう性格なので、まずはいい作品をつくることに集中して、気負わずにやらせていただいています」



ドラマ『モンスター』(カンテレ・フジテレビ系)で主人公の弁護士・神波亮子を演じる趣里(34)。NHKの朝ドラ『ブギウギ』で日本中をズキズキワクワクさせてくれた彼女が、本作では感情に左右されず、型破りな行動をする弁護士を熱演中だ。



「最初、亮子という人物がつかみにくくて、『こんなにもどう演じたらいいかわからない役は初めて』と思ったんです。でも実際に、亮子として話して、動いているうちに自然となじんできて『彼女だったらこう言うだろうなあ』というのも不思議とわかるようになりました」



ハラスメントやルッキズム、生殖医療など法整備が追いついていない令和ならではのさまざまな問題に立ち向かう亮子。常識にとらわれず、独自のアプローチで事件の真相に迫っていく姿は魅力的でもある。



「白黒つけられないテーマを取り上げていて、想像していた結末の一歩先をいくような人間の心理の深い部分まで描かれています。亮子は勝手な行動が多くて、まわりを振り回してばかりですが、やると決めたら必ずやる芯の強さは、彼女の大きな魅力です。私自身は、行動より思考が先にくるタイプで、迷って迷って結局やらないことが多いので、まるで逆(笑)。『それ言ったらダメだよね』ってことを言いつつも、その言葉によって真実をあぶり出していく亮子の嫌みのないところは面白いし、憧れます」



時として、誰もがモンスターになりうることを描く本作。趣里自身は、自分の陰の部分とどう向き合っているのだろうか。



「問題を抱えたときは、なるべく一人で抱え込まず、人に話すようにしています。昔は、いつまでも考え込むことが多かったんですけど、だんだんと『まあ、いいか!』と笑い飛ばせるようになりました。あとは、おいしいものを食べて嫌なことを忘れるとか、問題から少し離れるというすべを学びました」



これまでのリーガルドラマとはひと味違うヒロインを見事に体現しているが、今後の抱負は?



「基本は受け身なので、こんな役を演じたいみたいな欲はないんです。ただ、この仕事は出会いが大切だと思っているので、新しい才能を感じたいという気持ちはあります。人との信頼関係を築きながら、いろいろ面白いことができたらいいなあと思っています」



(撮影協力:AWABEES)

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