11月18日、お笑いコンビ「にゃんこスター」の二人がバラエティ番組『大悟の芸人領収書』(日本テレビ系)に出演。アンゴラ村長(30)のデジタル写真集の売り上げについて言及した。
相方のスーパー3助(41)が「アンゴラ村長が写真集を出したんですよ。それが異例の売り上げで」と切り出すと、アンゴラ村長は「1万4000部売れて、DMMブックスの歴代2位になったぐらい」と告白。MCの千鳥・大悟(44)を始めとする共演者たちを驚かせた。
実はアンゴラ村長は今年5月に30歳の誕生日を迎えたことを機に、自身初となるデジタル写真集『151センチ、48キロ』を発表。写真集ランキングで軒並み1位を記録し、話題となっていた。
では、なぜアンゴラ村長が発売したのが紙ではなくデジタル写真集だったのか。一体紙の写真集との違いはなんなのか。写真集の出版事情に詳しいグラビア誌記者はこう解説する。
「デジタル写真集とはスマホやタブレットなどで閲覧できる電子書籍です。購入後、ダウンロードすればすぐに見られることや、手軽に持ち歩けるのが利点で、ここ数年で一気に市場が活発になりました。
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実は最近、紙の写真集を出すハードルが非常に高いんです。海外での撮影となると、渡航費や物価が上昇しており、撮影だけで最低でも数百万〜一千万程度の費用がかかってしまいます。すると、版元としてはどうしても確実に売れる、数字をもっているタレントやアイドルの作品が優先になってしまうんですね。
そこで、新人グラドルなどの場合、まずは製作費が安く済むデジタル写真集を出して“観測気球”的に使うんです。デジタルで5000部売れるなら、紙でも売れるはずだ……といったように。
そのため、現在は毎月夥しい数のデジタル写真集が発売され、激しい競争が繰り広げられています。あるグラビア誌では、雑誌掲載用のグラビア数回分とデジタル写真集三冊分の写真を一日でまとめて撮っているのだとか。グラドルは20〜30着の水着を次から次へと着替えなければいけない、ハードな撮影をこなしているそうです」
前出のグラビア誌記者は、アンゴラ村長の売り上げについてこう分析する。
「群雄割拠のデジタル写真集業界で、1万4000部というのは異例の大ヒットです。デジタル写真集は一般的に1000部を超えれば合格点、2000部以上で十分ヒットといえます。5〜6年前にグラビア界を席巻し、現在はグラビアを引退した某女優でさえ、いまよりは市場が狭かったとはいえ8000部程度がマックスでしたね。
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熱心なファンの購入だけでは決してここまでの売り上げにはなりません。“女芸人の初めてのランジェリーグラビア”という話題性に加えて、標準体型といういい意味での“素人感”や早稲田卒の知的なイメージなどがグラビアファンの心を掴んだのだと思います。
また、女性の購入者も多かったと聞いています。ファッション誌で活躍する人気若手カメラマンを起用し、自然体でおしゃれな色調になっているのもグラビア慣れしていない層から受け入れられたポイントでしょう。近年の大ヒット作である田中みな実さんの写真集のように、いまや売れる写真集には女性読者の存在が不可欠ですからね」
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