円安や地域紛争、気候変動の影響など、物価高の要因は多様。せめてポイントをためて割引サービスなどを活用するという人が増えている。そのポイ活、旅行にも転用できたら便利だ。クレディセゾン(東京)と星野リゾート(長野県軽井沢町)がこれを可能にする新しいサービスを12月にスタートする。
クレディセゾンが発行するセゾンカードを利用して貯まった「永久不滅ポイント」(有効期限がなく、カードのショッピング利用1000円につき1ポイント貯まる)を、星野リゾートが運営する宿泊施設の公式サイト上で、宿泊代として利用することができるというもの。ポイント交換の手間がなく、宿泊代に充当して残額はクレジットカードで決済できる。贈答可能な宿泊ギフト券に交換することもできるし、セゾンカードの公式サイトで特別価格の「会員限定優待プラン」の予約もできる。
国内のポイントサービス市場規模(ポイント発行額ベース)は年々増加。矢野経済研究所によると2023年度は2兆6569億円まで拡大し、2024年度には前年度比104.7%の2兆7831億円になる見込みだそうだ。もっとも“ポイ活”はスーパーやドラッグストアなど生活圏内で使われることが多く、宿泊や移動など旅行に関連する利用は目下10%程度だという。
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