「皆さんが食べている卵は本当に卵ですか?」――。人気焼肉店「炭火焼肉 ホルモンしま田」が明かした業務用卵の正体に注目が集まっています。“正体”って……卵は卵じゃないの?
「炭火焼肉 ホルモンしま田」は、群馬県前橋市と高崎市、埼玉県熊谷市、東京都豊島区に店舗をかまえる焼肉店。記事執筆時点でYouTubeチャンネルの登録者数は54万人を突破しており、役に立つ焼肉知識から面白検証まで、さまざまな情報を発信しています。
ニコニコ動画に投稿されたこの動画では、「皆さんが食べている卵は本当に卵ですか?」というちょっと怖い問いかけとともに、業務用卵の秘密を紹介しています。まず冒頭では、袋入りの3種類の製品「丼用たまご」「とろっと名人ひらけオムレツ」「卵黄風ソース」が画面に登場。これらは業務用の加工卵なんだそうです。
加工卵とは殻付きの卵から中身を取り出して、冷凍、チルド、乾燥などの加工を施したもの。飲食店、コンビニ、スーパーなどで食べている卵はこういった製品を使っていることが多いといいます。よかった、一応“卵”ではあるんだ……!
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ここで取り上げた3つ以外にも、ゆで卵や目玉焼きの形になったもの、ゆで卵の卵黄だけのもの、卵黄だけを集めた卵液や卵白だけの卵液、全卵の卵液、卵焼き用の卵液なども業務用として売られています。
こうした業務用卵のメリットとしては、品質管理のしやすさ、卵を割る手間の省略、廃棄物削減、仕入れ価格の安定、必要な部分だけを使えること、などが挙げられます。
今回紹介する商品はいずれも冷凍品で味付けまで済んだもの。流水で解凍すればすぐに使えます。
まず、「とろっと名人ひらけオムレツ」は、味付けまで済んでいる中身がトロトロのオムレツです。チキンライスの上に温めたオムレツを乗せてナイフを入れると、商品名の通りに中身が開いてとろっとこぼれ出します。まさに、オムライス専門店にあるようなオムライスですね。
卵にはバターの風味がしっかり感じられるとのこと。ホルモンしま田さんは「時短にもなるし、誰にでも再現できるから便利ですね」と評価しました。
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「丼用たまご」には、卵丼のように調理された卵とだしが入っています。甘じょっぱい味付けなのでそのまま親子丼やカツ丼に使えます。
親子丼を作る場合は、加熱した「丼用たまご」にレンジで温めたタマネギと鶏もも肉を加えてフタをしてひと煮たちさせます。これを、ごはんに乗せて三つ葉を添えればあっという間に親子丼が完成。黄身と白身が適度に分離しているので、普通に作った親子丼と区別がつきません。ホルモンしま田さんは、「これは完全に親子丼です。安心する落ち着いた味付けです」とコメントしました。
最後の「卵黄風ソース」はとろけた卵黄のようなソースで、“卵黄風”とあるように卵黄そのものではありません。これでカルボナーラを作る場合は、ベーコンをいためたところに麺と卵黄風ソースを入れ、塩とコショウで味を整えれば完成です。卵黄風ソースは本物の卵黄とは違い加熱しても固まらないので、いろいろな料理に使えそうです。
飲食業に関わっていないとなかなか縁のない業務用卵の存在に、視聴者からは「業務用卵なんてあるんだ!」「これすごいな」「そんなんあったのか」と驚く声が。「卵黄だけ欲しいみたいな場面結構あるからねぇ」「闇なんかじゃなくて企業努力なんだね」「保存性も良さそうね」など肯定的な意見が見られました。
また、卵料理は加熱しすぎたり、逆に加熱が足りなかったりして失敗しやすいことから、「加熱ってのがめんどくさいんだ」「加熱してもそのままなんか!」「え、超楽」という反応も寄せられています。
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ニコニコ動画の「ホルモンしま田」チャンネルではこの他にも、業務用食材や訳あり食材の紹介や検証の動画を公開しています。
動画提供:ニコニコ動画「ホルモンしま田」チャンネルさん
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Twitter Japan、X Japanにならず(写真:ITmedia NEWS)91
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