フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦中国杯で総合4位となった住吉りをん(21=オリエンタルバイオ/明治大)が、4回転トーループへの強いこだわりを示した。
フリーから一夜明けた24日に取材対応。2季連続のファイナル進出とはならなかったが、「半分は成長」と後悔だけではなかった。今大会は、昨年11月に国際スケート連盟(ISU)公認大会で日本女子で初めて成功させた大技4回転トーループを封印。安定した演技で得点の向上を目指したが、年末の全日本選手権以降は「絶対に(4回転を)入れることになる」と強調。「自分の目指すスケートとして4回転を入れたいし、それを楽しみにしてくださる方がいるっていうのもすごく感じている」と力強く話した。
4回転を入れた演技こそ自分の理想。そして、出場を目指す26年ミラノ・コルティナダンペッツォへ向けた、勝負の切り札となる。順位へのこだわりが強くあるタイプではないが、「競技だから『勝たなきゃいけない』となった時に、4回転を含めてクリーンなプログラムをやることが絶対に必要になる」と自覚する。「今シーズンの全日本は抜くけど、その後は必ず戻して入れようと思う」。GPシリーズで味わった喜びと悔しさを次の挑戦へつなげる。
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