大地震が起き、エレベーターに閉じ込められた時、どのように対処するか、東京都が初めての訓練を行いました。
小池都知事や区長らが参加したきょうの訓練は、大地震が起き、エレベーターに閉じ込められたとの想定で行われました。
地震が起きると、エレベーターが揺れを感知して停止、閉じ込められた人たちがインターホンで外部に連絡を試みます。
保守会社
「どうされましたか?」
森澤恭子 品川区長
「どうもエレベーターに閉じ込められてしまったんですけれども」
エレベーターに備え付けられたキャビネットを開け、使い捨てトイレや水を取り出す小池知事らですが、その後、保守の会社の担当者が駆け付け、救出されました。
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東京都によると、30年以内に70%程度の確率で起きるとされる首都直下地震では、都内にあるエレベーター16万6000台のうち、最大2万2400台以上で人が閉じ込められ、救助に長い時間がかかると見られています。
都の担当者は「自分のマンションのエレベーターにどのような機能がついているのか知った上で対策してほしい。行政も補助しているので、防災グッズを入れたキャビネットをエレベーター内に備え付けておいてほしい」としています。