「自らアピール」が自爆、斎藤兵庫県知事をPRしまくった女性社長が慌てて削除したもの

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2024年11月25日 12:00  週刊女性PRIME

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折田楓氏と斎藤元彦兵庫県知事(折田氏のnoteより)

 斎藤元彦氏が再選した県知事選に際し、広報やSNS戦略をめぐり公職選挙法に抵触する可能性が浮上している。この件で知事側は「法に抵触することはしていない」としているが、斎藤知事を“支援”したPR会社社長が残したインターネット投稿プラットフォーム『note』に投稿した記事にはその証拠がまるまると記載されていたのだ。

「この社長というのは、兵庫県西宮生まれの折田楓氏32歳。慶應義塾大学在学中にフランスの大学に留学し、その後、メガバンクの東京支社に入行した才女です。現在は兵庫に戻りPR会社merchuの社長を務めています。折田氏はこの件が明るみになったあと『note』の一部を削除したため、疑いの目が寄せられています」(一般紙政治部記者・以下同)

兵庫県民をバカにしている

 折田氏は斎藤知事が当選したあと、自身のXで広報戦略を引き受けたという投稿をし、「noteの記事にまとめて残すことになりました」と自ら“ヤバい記録”を記し炎上。その後、一部変更や削除され、さらに火に油を注ぐ形となっている。

 折田氏はどの部分を削除したのだろうか。
 
 冒頭の『きっかけ』部分では、《とある日、株式会社merchuのオフィスに現れたのは、斎藤元彦さん。それが全ての始まりでした。ご本人が何度も口にしている通り、政党や支援母体ゼロで本当にお一人から始められた今回の知事選では、新たな広報戦略の策定、中でも、SNSなどのデジタルツールをの戦略的な活用が必須でした》

 と、記したものの《今回の知事選では、新たな広報戦略の策定、中でも、SNSなどのデジタルツールをの戦略的な活用が必須でした》のみにし、前半部分をバッサリ。

 続けて《兵庫県庁での複数の会議に広報PRの有権者として出席しているため、元々斎藤さんとは面識がありましたが、まさか本当に弊社オフィスにお越しくださるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです》という折田氏の感想も全削除。

 選挙期間中「#さいとう元知事がんばれ」というハッシュタグが広まり、多くの人がそのハッシュタグを拡散した。SNS戦略が当たったと言われ、斎藤知事の“汚名返上”につながったという美談も出たこのタグは折田氏が提案したという。

 しかしnoteに記録されている、斎藤知事と折田氏らの会議写真には、《オフィスで「#さいとう元知事がんばれ」大作戦を提案中》としていたが、《オフィスで「#さいとう元知事がんばれ」説明中》と修正し、なぜかトーンダウン。

 そして《ご本人は私の提案を真剣に聞いてくださり、広報全般を任せていただくことになりました》の一文とともに“大胆削除”したのが「SNS運用フェーズ」という図解資料。「フェーズ1:種まき フェーズ2:育成 フェーズ3:収穫」という、今後の運用の流れを記した図解には、

《兵庫県民をバカにしている》
《この世界観はキツい》
《「種まき」「育成」「収穫」「自爆」》

 と、不快感を露わにする声も上がっている。

これは広報戦略の企画立案をしたと自らアピールしてしまっている。公職選挙法の知識がなかったのかもしれませんが、削除したところで何の意味もありません。選挙運動は当然、有償で行ってはいけない。折田氏はPR会社の社長であり、ここまで具体的な戦略を書いているわけなので無報酬とは考えにくい。いずれにせよ両者の説明責任は免れないかと」(同前)

 斎藤知事再選の喜び、さらには自分たちの戦略の勝利を口に出さずにはいられなかったのか。兵庫県民のみならず日本中が驚いた斎藤知事の“どんでん返し”は、本物だったのか、それともーー

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