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JR東日本グループは12月22日、メンテナンス専用のモニタリング車を使った「SMART-Green」「SMART-Red」を活用し、高頻度に新幹線線路をメンテナンスする「スマートメンテナンス」を本格的に始めると発表した。
「SMART-Green」は緑色のボディ。超音波でレール内部の傷を見つけたり、レール表面の凹凸・摩耗などの状態を総合的把握・点検できる。「SMART-Red」は赤色の車両でまくらぎなどの状態を点検、検査できる。2種類を連結し、より少人数で検測を行うことも可能だ。
測定データの処理から技術者の確認・判断までのプロセスを、一つのプラットフォーム上行えるシステム「S-RAMos+」も導入。モニタリングした画像から、修繕が必要な部分を自動判定・提案できるという。
「SMART-Green」は2023年6月から稼働しており、2024年12月から「SMART-Red」1台が、東北新幹線の一部エリアで稼働する。同時期に「S-RAMos+R」の使用も始める。
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2025年度末までに「SMART-Red」を計4台導入。「SMART-Green」1台と合わせた計5台で、JR東日本の新幹線全線をモニタリングする。
スマートメンテナンスは、他鉄道会社への展開も検討する。
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