前知事の斎藤元彦氏(47)が返り咲いた先の兵庫県知事選。2期目に突入した斎藤県政だが、斎藤知事のパワハラ疑惑などは県議会の調査特別委員会(百条委員会)による調査が継続中だ。いっぽう知事選が終わった直後には、“訴訟バトル”も勃発。
とりわけ注目を集めているのは、斎藤氏を応援していた「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)と、百条委員会の奥谷謙一委員長(39)の対立だ。
NHKなどの報道によれば、奥谷氏は11月22日に立花氏を告訴。「告発文書を作成した元県民局長の死亡原因を隠ぺいした」など虚偽の内容をSNSに投稿されたとして、名誉毀損容疑の告訴状を兵庫県警に提出したという。また、選挙期間中に立花氏が自宅兼事務所前で行った街頭演説が脅迫にあたるとして、被害届も提出していると伝えられた。
いっぽうの立花氏は同日の定例記者会見で、来年1月19日告示・同月26日投開票の兵庫県・南あわじ市長選挙に立候補を正式表明。そのなかで奥谷氏について、「奥谷さんはデマを吹聴したということで、来週中には東京地裁で奥谷さんを提訴します」と明言していた。
そんな立花氏は同日に、ニュースサイト「SAKISIRU」のYouTubeチャンネルが行った生配信にも登場。「そういえば今日、奥谷が訴えてきたらしいね。刑事でね」と切り出し、「NHKから取材がきたから。あいつらやばいよ。訴えたってニュース出していいの? 『受理した』はまだわかるけど」とNHKの報じ方に不満を漏らしていた。
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その後、同サイトの編集長・新田哲史氏(49)が、「いやー、しかし奥谷もこの反省しないぶりっていうか」と言及。すると立花氏は、率直な感想をこう語っていた。
「奥谷がこうやってファイティングポーズ見せてくれてることは、すごくありがたい。そりゃそうじゃないですか、あいつ戦うんやから。敵がおったらこっちとしてはね。みんなまた、こうやって説明したらわかるじゃないですか。『えー、立花さん、執行猶予中やのに名誉毀損で訴えられて大丈夫ですか?』ってなるわけよね。だって、真実相当性あるから全然大丈夫よ」
また、新田氏が「(奥谷氏は)なんで訴えたんですか?」と尋ねると、立花氏は「名誉毀損の脅迫。なんかせざるを得なかったわけよね」とコメント。
続けて、「だからもうかかっておいで、っちゅう話で。要は向こうからしたら、立花がどこまで調べてるかわからないから、真実相当性があるかどうかわからないから訴えましたっていうことなので。こちらは警察に呼ばれて、真実あるいは真実相当性をちゃんと証拠を出せば、なんの問題も(ない)」と断言した。
その上で、カメラに向かってこう投げかけていた。
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「ちゃんとお前のことが嫌いな県議会議員がいっぱい情報くれてんねん。お前のことが嫌いな記者からも情報もらってんねん。なんぼでも真実相当性出したるわ、奥谷。お前、俺に喧嘩売ったら、とことん行くっちゅうねん」
さらに「本当にリコールやったろうかな思って」と述べ、「リコールが成功するかは別にしても、それさすがに北区で『奥谷辞めさせろ』って運動されるのは、相当嫌やと思う」とコメント。奥谷氏の選挙区である神戸市北区で、リコール運動をした場合についても想定していた。
新田氏が「エピソード2もまたこうやって色々と続きます」と視聴者に呼びかけると、立花氏は奥谷氏に向けてこう宣言したのだった。
「奥谷、宣言しとくわ。俺、1月19日からもっかい選挙あんねん、淡路島でな。淡路島で選挙出ても、神戸市北区で選挙運動してもええねん。もっかいお前の家行ったるから。そらそうや、お前、俺に対して『脅迫された』とかいって、眠たいこと言うてんねやろ? 選挙運動されてな、ビビるっておかしいやん。
お前、百条委員会で意味わからない秘密会にしたんやろ。お前が仕切ってみんなやったんやろ。で、データ漏らしたんや。責任とれよ。結果責任そういうことちゃうんか」
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そんな立花氏は「奥谷は謝罪したほうが良かったのよね」とも述べ、「色々とね(斎藤)知事を追い込んでしまったというか、誤解を与えるような百条委員会を開いたので、『自分は委員長を降りて、今後は斎藤さんに逆らわないようにします』とね。『間違ってました』と。そうなればこっちも叩きようがないけど、『え? 立花訴える? かかってこいよ』って話やね」と主張していた。
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