深刻な問題となっている宅配便などの物流の人手不足。5億個にものぼる再配達の荷物を減らす新たな取り組みが始まっています。
大和ハウスグループが始めた実証実験。マンションの管理員が一括で荷物を受け取り、倉庫に一旦保管。宅配会社に代わって住人に届けたり、宅配ボックスに入れたりします。
住人
「管理人の方が複数の荷物をまとめて持ってきてくれる。すごく役に立つというか便利」
大和ライフネクスト マンション事業本部 村上昂佑さん
「マンションを管理していく中で、宅配ボックスがいっぱいだったり大きい荷物で荷物が入らないことから、再配達してしまうという声があった」
ネット通販が増え、宅配便は年間50億個以上ですが、そのうちおよそ5億個は再配達となっています。
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日本郵便 郵便・物流事業統括部 上田貴之 担当部長
「大体このクラスのマンションだと、弊社では大体40分から1時間ぐらい配達がかかる。5分以内でお渡しができるというメリットは非常に大きい」
この取り組みには宅配大手3社も参加。
政府も先月から、「置き配」などを利用したら1回最大5円のポイントを還元する事業を始めていて、10%を超えている再配達率を、今年度中に6%まで減らしたい考えです。