きょう午前、群馬県富岡市で、イノシシがわなから抜け出し、様子を見に来ていた男性を襲いました。男性は肋骨を折り重傷です。
午前9時前、富岡市にあるもみじ平総合公園付近の雑木林で「公園の管理を委託している団体の職員がイノシシに襲われ負傷した」と公園の職員から119番通報がありました。
警察によりますと、負傷したのは69歳の男性職員で、通行人から「イノシシがわなにかかっている」と聞いて、様子を確認しに近づいたところ、イノシシがわなから抜け出し、男性を襲ったということです。
男性は左太ももをけがしたほか、倒れた際に肋骨を折り、市内の病院に搬送されましたが重傷です。イノシシは体長およそ140センチで、わなから抜け出す際に足を1本切断していて、男性を襲ったあと、雑木林の奥へ逃げたということです。
富岡市によりますと、周辺では以前からイノシシの目撃情報があり、市が捕獲のためにわなを仕掛けていました。
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警察はわなにかかっている場合でも野生動物を見かけたら、安全な場所に避難してから警察や役場に通報するよう注意を呼びかけています。