選挙カーの上、知事を囲んで部下と記念写真…PR会社・女性社長の「選挙中の目撃情報」が続出、斎藤氏は“ボランティア”と説明

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2024年11月25日 18:31  web女性自身

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11月17日投開票の兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏(47)をめぐって、公職選挙法違反にあたる“運動買収疑惑”が浮上している。



発端となったのは、兵庫県西宮市に本社をおくPR会社「株式会社merchu(メルチュ)」の折田楓代表取締役が、11月20日午前にブログサイト「note」にアップしたコラム。「兵庫県知事選挙における戦略的広報:『#さいとう元知事がんばれ』を『#さいとう元彦知事がんばれ』に」と題し、選挙中の広報・SNS戦略が赤裸々に公開されていた。



いっぽう総務省の公式サイトでは、「業者に、選挙運動用ウェブサイトに掲載する文案を主体的に企画作成させる場合、報酬を支払うことは買収となるか」との問いに、「一般論としては、業者が主体的・裁量的に選挙運動の企画立案を行っており、当該業者は選挙運動の主体であると解されることから、当該業者への報酬の支払は買収となるおそれが高いものと考えられる」と回答している。



疑惑の目が向けられるなか、25日に出席した全国知事会の終了後に囲み取材に応じた斎藤氏。「今回の件について公職選挙法違反になるようなことは、私はないという風に認識しております」とコメントし、「メルチュ社に対してはポスターの制作など、そういった制作物を依頼したということが事実でございます。制作費として70万円ほど支払っています」と説明した。



また、折田氏が選挙カーの上でSNS用の動画を撮影していたことから「折田氏がSNS運用をしていたのではないか?」と問われると、斎藤氏は「SNSなどについては、あくまで斎藤、そして斎藤事務所が主体となってやっていたということです。折田さんについてはボランティアとして個人で参加されたという風に認識しています」と否定していた。



いっぽう問題視されたnoteはすでに一部改訂されているが、PR会社からは未だに説明はなされていない。



当初は《兵庫県庁での複数の会議に広報PRの有識者として出席しているため、元々斎藤さんとは面識がありましたが、まさか本当に弊社オフィスにお越しくださるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです》(現在は削除済み)と、喜びを綴っていた折田氏。



斎藤氏について《ご本人は私の提案を真剣に聞いてくださり、広報全般を任せていただくことになりました》(現在は削除済み)とも記され、選挙戦で担当した内容を詳細に明かしている。



《私が監修者として、運用戦略立案、アカウントの立ち上げ、プロフィール作成、コンテンツ企画、文章フォーマット設計、情報選定、校正・推敲フローの確立、ファクトチェック体制の強化、プライバシーへの配慮などを責任を持って行い、信頼できる少数精鋭のチームで協力しながら運用していました。写真および動画の撮影については、現地で対応してくださっているスタッフの方々にお願いすることをベースに、私自身も現場に出て撮影やライブ配信を行うこともありました》



反響を呼んだ広報・SNS戦略について、《東京の大手代理店ではなく、兵庫県にある会社が手掛けたということもアピールしておきたいです》とも強調。今後、折田氏率いるPR会社の発信は妥当性が問われることとなるが、Xでは選挙中に折田氏が斎藤氏をサポートしていた“目撃情報”が拡散している。



「折田さんが斎藤知事の選挙カーに乗り込んだり、選挙カーの上で演説する斎藤知事をスマホで撮影したりする様子を収めた画像や動画が複数アップされています。また『【公式】さいとう元彦応援アカウント』の13日の投稿では、《夙川、苦楽園、園田で夜の街頭活動を行いました。写真の掲載を許可してくださった皆様、ありがとうございます。皆様の応援に応えるべく、全力で頑張ります!期日前投票は手ぶらで可能です。ぜひお誘い合わせの上、よろしくお願いします》と綴るとともに、折田氏を含めた5名の女性が斎藤知事を囲んで撮影する写真がアップ。実はここに映った折田氏以外の4名の女性は、折田氏のインスタグラムアカウントが10月1日にした投稿で、merchuの仲間として紹介された人たちで、同社の社員であると思われます。



応援アカウントでは11月15日に斎藤知事の誕生日を祝っており、『#さいとうさん生まれてくれてありがとう』と綴ったメッセージカードの写真を添えていました。このカードを両手で持っていたのも、折田さんとネイルが酷似しているため、彼女ではないかと一部ユーザーから指摘されています。どちらにせよ選挙中は、斎藤知事と行動をともにする機会が多かったと見受けられます。



斎藤知事は折田さんについて“ボランティアとして個人で参加していた”と説明していますが、折田さん本人はnoteで『仕事』と言い切っていました。これでは双方の言い分が異なってくるので、折田さんサイドからの説明も求められることとなるでしょう」(WEBメディア記者)



選挙中に斎藤氏をサポートする“親密写真”が拡散している折田氏。Xでは《しっかり働いているやん!》《これが無料だったらスーパーボランティアですね(笑)》《そもそも応援アカウントが公式って、大丈夫なんですか》と、ツッコミが続出している。



果たして、折田氏が自らの言葉で説明する日はやってくるだろうか。

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