プレミアリーグ第12節が25日に行われ、ニューカッスルとウェストハムが対戦した。
ここまで11試合を消化したリーグ戦で5勝3分3敗を記録し、勝ち点「18」を積み上げているニューカッスル。1試合未消化のため10位につけているものの、今回勝利すると一気に6位まで順位をアップするチャンスが訪れた。公式戦4連勝をかけて激突するのは、勝ち点「12」の14位ウェストハム。こちらは2試合未勝利となっており、3試合ぶりの白星を目指して敵地へと乗り込む。
試合は、開始早々の5分にニューカッスルが決定機を作り出す。GKニック・ポープが短くスローイングしてカウンターを仕掛けると、ボールを受けたルイス・ホールが自陣から鋭いグラウンダーのスルーパスを供給。最終ラインの背後に抜け出したアレクサンデル・イサクが確実にゴールへ流し込むが、判定はオフサイドで得点は認められなかった。
すると、10分にアウェイのウェストハムがスコアを動かす。マイケル・アントニオのクロスをきっかけに左サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたエメルソン・パルミエリが、左足でアウトスイングのボールを蹴り入れる。正確なクロスに飛び込んできたのはトマーシュ・ソウチェク。ゴール正面から強烈なヘディングでネットを揺らし、ウェストハムが先制に成功した。
リードを奪われたニューカッスルも、以降はゲームの主導権を握りながら多くのチャンスを創出。36分には右サイドでスローインを奪取し、ジョエリントンが素早くライン際のショーン・ロングスタッフへとボールを投げ入れる。右足で放ったクロスは相手にカットされたものの、クリアが不十分となりセカンドボールにアンソニー・ゴードンが反応。ダイレクトでシュートを狙うが、鋭い飛び出しを見せたGKウカシュ・ファビアンスキのビッグセーブに防がれた。
そんななか、53分にウェストハムが大きな追加点を挙げる。ルーカス・パケタが中盤で猛烈なプレスをかけ、ニューカッスルのブルーノ・ギマランイスからボールを刈り取る。右サイドのジャロッド・ボーウェンへと繋ぎ、内側のスペースをアーロン・ワン・ビサカがスプリント。パスを受けた流れから右足を振り抜くと、シュートは角度の小さい位置からファーポストを叩いてゴールに吸い込まれた。
結局、試合は2−0で終了。ウェストハムが勝利を飾った。次節は30日に行われ、ニューカッスルはアウェイでクリスタル・パレスと対戦。ウェストハムはホームでアーセナルと対戦する。
【スコア】
ニューカッスル 0−2 ウェストハム
【得点者】
0−1 10分 トマーシュ・ソウチェク(ウェストハム)
0−2 53分 アーロン・ワン・ビサカ(ウェストハム)