マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、不振脱却への意気込みを語った。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
一昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)覇者にして、プレミアリーグ4連覇中のマンチェスター・シティが不振に陥っている。開幕から公式戦13試合無敗と上々のスタートを切ったものの、カラバオカップ4回戦で喫した初黒星を皮切りに公式戦5連敗。直近では圧倒的な強さを誇っていた本拠地『エティハド・スタジアム』でトッテナムに0−4の完敗を喫した。
バルセロナやバイエルンでも数多くのタイトルを獲得してきたグアルディオラ監督にとって、公式戦5連敗は指導者キャリア初の出来事。こうした難しい状況の中、26日にはフェイエノールトとのCLリーグフェーズ第5節が控えている。経験豊富な指揮官は「このような状況に陥った時には、落ち着き、分析しすぎないようにすることを私は経験から学んだ。分析しすぎると間違った結果になることがあるので、リラックスしなければならない」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。
「何を変えるべきか? 仮に最初のシーズンで何かを変えていたら、8年間でプレミアリーグを7度制覇するなど不可能だっただろう。私は何かを変えるつもりはない。これまでの成功から、我々はプロセスとやらなければならない基礎を強く信じている。今信じなければならないのは、負傷した選手が最高の状態に戻り、長時間プレーしている選手が休息を取り、流れを変えることができる良い結果を得ることだ。これは過ぎ去ることであり、永遠ではない」
さらにグアルディオラ監督は「このチームは長年に渡って多くの勝利を収めてきたので、このような状況に陥ると『何が起きてるのか』と考えてしまう。しかし、この状況では原則に立ち返り、これまで以上にあまり変えないようにしなくてはならない」と言及。その上で、0−4で敗れたトッテナム戦を念頭に次のようにコメントした。
「これが正しい結果に繋がると信じなければならない。なぜなら我々はトッテナム戦で20本以上のシュートを放ち、より多くのチャンスを作ったからだ。やるべきことはより多くのチャンスを作り、失点を少なくなるよう努めることだ。いつか試合に勝てば、我々の心は晴れるだろう」
週末のプレミアリーグ第13節では首位快走中のリヴァプールと対戦するマンチェスター・シティ。大一番に向けて弾みをつけるためにも、公式戦6連敗は何としても避けたいところだ。