アーセナルがニューカッスル所属のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクに関心を寄せているようだ。25日、ドイツメディア『スカイスポーツ』やスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。
21年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、今夏にイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリとスペイン代表MFミケル・メリーノという即戦力を獲得。しかし、主力に負傷者が続出した影響で不安定な戦いが続き、0−2で敗れたボーンマス戦からはリーグ戦4試合未勝利に。直近のノッティンガム・フォレスト戦は快勝したものの、首位リヴァプールとの勝ち点差は「9」となっている。
巻き返しを図るアーセナルは今冬の移籍市場での攻撃陣の拡充を検討している模様。とりわけ、現在ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツやブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが主力を務めるセンターフォワード(CF)のポジションに、一線級のストライカーを補強する可能性が盛んに報じられている。
移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、アーセナルはストライカーの獲得候補としてイサクをリストアップしており、その動向を注視しているとのこと。エドゥ氏が辞任したスポーツディレクター(SD)の後任人事によって獲得の可能性は大きく変わる見込みだが、強い関心を寄せていることは確実なようだ。
また、『ESPN』はチェルシーもイサクに具体的な関心を寄せていると指摘。獲得をめぐって“場外ビッグロンドン・ダービー”が勃発する可能性もありそうだ。同選手との契約を2028年6月末まで残しているニューカッスルは、移籍金として1億1500万ポンド(約222億円)程度を要求しているという。
現在25歳のイサクはAIKやドルトムントを経て、2019年夏に加入したレアル・ソシエダでブレイク。公式戦通算132試合で44ゴール8アシストをマークすると、2022年夏にはクラブ史上最高額の6000万ポンド(約116億円)でニューカッスルに加入した。同クラブではここまで公式戦79試合に出場し、40ゴール7アシストという成績を残している。