(左から)パーソナリティの山崎怜奈、高山都さん
◆横を見るんじゃなくて前を見よう
れなち:昨年3月以来の出演となりますが、この1年半はどうでしたか?
高山:あっという間の日々で……結婚したり、旅行したり、最近は本にかかりきりでしたけど、充実していました。
れなち:その著書「高山都、もの語り ひとりごと、ふたりごと」は、長年大事にされているものや夢中になっているものなど、都さんをつくり上げているものを写真とエッセイで紹介されていますが、これはどうやって選んでいったのですか?
高山:まず“自分の好きなものってなんだろう?”と思って書き出したんですよ。ものすごい量を書き出して、そこから“これは、どのくらいお話を膨らませられるか?”とブラッシュアップしていきました。
それで、書き出してみたら、私が好きなものって流行に左右されていなかったり、ずっと買いたしているものだったりして“意外と軸があるんだな”ということが分かって、そのときに、これは私だけじゃなく皆さんにも言えることかなと思って。
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れなち:確かに!
高山:あと私は、この本を作るにあたって“横を見るんじゃなくて前を見よう”ということをすごく意識していて。横を見ると“〇〇が持っている物いいなぁ”“あの人はあんなに頑張っている”って比べることが多くなってしまうけど、前を向いていたら、自分の目標や好きなこと、やりたいことなど、未来・希望に向かって進めるなと思って。だから最近は“横を見ているヒマはない、前を見よう!”って意識しています。
◆“これでいい”じゃなく“これがいい”で選ぶ
れなち:今回、旦那さんで写真家・映像作家の安井達郎(やすい・たつろう)さんがカメラマンをされていますが、達郎さんが撮る写真って、すごく前向きな感じがするというか、ナチュラルですよね。
高山:やっぱり、一緒に生活しているし、私のいいところも悪いところもブスなところも全部知っている人だから“一番フラット(な人)”というか。いい部分だけじゃなく、彼が思う私のチャーミングな部分とか人間くさい部分も入っているだろうし、自分じゃ分からないところまで俯瞰で見てくれていましたね。
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高山:夫が「この本は山崎怜奈ちゃんみたいな子に読んでもらいたいね」ってすごく話していましたよ。
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高山:私より(年齢が)ひと回り以上違うけど、そういうこれから大人として成長していって、大事にしていくものが見つかっていくような子たちに読んでもらいたいねって。
れなち:確かに、歳とともに好きなものが揺らがなくなってきて、同じものをずっと使うことの安心感を感じるようになってきました。
高山:本の冒頭で「“これでいい”じゃなくて、“これがいい”を大事にしています」と書いているんですけど、“で”を“が”に変えるだけで、ものをすごく大事にできるんですよ。“これがいい”って選んだものは、断捨離するときも残るんだよね。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
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