Z世代に特化したクイックリサーチサービスを運営するRECCOO(東京都渋谷区)は大学1〜4年生を対象に、若者の「TRAIN TV」に対する印象について調査した。TRAIN TVとは、JR東日本の首都圏10路線とゆりかもめの車内モニターで映像コンテンツを配信するプラットフォームのこと。2024年4月に開局して半年が経過したが、若者はどう感じているのか。
【アンケート結果を見る】TRAIN TVにどのような印象を持っているか
TRAIN TVに関する印象について、「面白い」(「とても面白い」「まあ面白い」の合計)と回答した人は57%だった。内訳は「とても面白い」が12%、「まあ面白い」が45%だった。理由として「チョコプラの顔芸でクスッと笑える」「ヒカキンなどが出演しているためYouTubeを見ているようで楽しい」「満員電車でスマホを触れないときに見て面白い」などの声があった。
一方「面白くない」と回答した人は43%に上り、「大学生向けではない」「子ども向けに感じてしまう」という声が挙がった。「コンテンツが乏しい」「顔芸ばかりで面白味を感じない」といった意見もあった。
●雑学マリオに戻してほしい?
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TRAIN TV以前に放送されていた、マリオやスプラトゥーンが雑学を紹介するコンテンツ(通称雑学マリオ)に戻してほしいかについて、56%が「戻してほしい」と回答した。
「少し賢くなれた気になるので見ていて楽しかった」「自分で予想しながら見れたので回答があっていた時はうれしかった」「(電車内で)ニュースばかり放送されているなかで唯一の楽しみだった」など、雑学マリオを惜しむ声が多数上がった。
●電車乗車中にスマートフォンで何を見ているか
乗車中のスマートフォンの用途として、最も多かったのは「音楽を聴くこと」(42%)で、「SNS閲覧」(37%)、「動画視聴」(8%)が続いた。調査元のRECCOOは「Z世代はさまざまなコンテンツを消費しているが、動画コンテンツはゆっくりと楽しみたいのかもしれない」と分析する。
調査は、RECCOOのサービス「サークルアップ」に登録する大学1〜4年生を対象に、インターネットで行った。調査日は2024年11月14日で、200人の有効回答が得られた。
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