チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第5節が26日に行われ、インテル(イタリア)とライプツィヒ(ドイツ)が対戦した。
ここまで4試合を消化したリーグフェーズで3勝1分を記録し、勝ち点「10」の5位につけているインテル。マンチェスター・シティとの初戦を引き分けた同クラブは、以降にアーセナルを撃破するなど3連勝を達成して無敗をキープしている。対するは、ここまで4戦全敗とラウンド16進出に向け後がないライプツィヒ。対照的な結果を残す2クラブがインテルの本拠地『スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ』で激突する。
試合は、27分にセットプレーからインテルがスコアを動かす。右サイドを抜け出したニコロ・バレッラが相手に倒され、敵陣深くでフリーキックを獲得。キッカーを務めたフェデリコ・ディマルコが左足でインスイングのクロスを蹴り入れる。ボールは味方に合わなかったものの、ライプツィヒの選手に当たってゴールイン。インテルがオウンゴールで先制に成功した。
インテルは直後の31分にもセットプレーでチャンスを演出。相手のハンドでフリーキックを奪取し、ペナルティエリアから離れた位置でハカン・チャルハノールがクロスを供給する。大外に入れたボールは鋭く落ち、走り込んできたバンジャマン・パヴァールがワンタッチで合わせる。だが、折り返しは枠に向かったものの、アンドレ・シルヴァがゴールライン上でクリア。惜しくも得点には至らなかった。
圧倒した内容で前半を終えたインテルは、後半開始直後の46分に決定機を創出。ライプツィヒのキックオフで試合が再開され、インテルが右サイドでのプレスからボールを奪う。デンゼル・ダンフリースがドリブルで運び、ボールを受けたバレッラがボックス手前で待つラウタロ・マルティネスに繋ぐ。ワンタッチで優しくラストパスを出すと、猛烈な勢いで走り込んできたダンフリースがダイレクトでシュート。滑りながら至近距離でゴールを狙うが、ボールは枠の右へと外れてしまった。
一方のライプツィヒも、69分にカウンターでインテルを脅かす。GKからビルドアップを行う相手に対し、前線から連動したプレスを披露。プレスバックしたベンヤミン・シェシュコがインターセプトすると、ニコラス・ザイヴァルトを経由してボールを持ったアントニオ・ヌサが左サイドを駆け上がる。ペナルティエリアに侵入しつつ、マーカーのタイミングを外しながらコンパクトに右足を一振り。しかし、枠を捉えたシュートはGKヤン・ゾマーにセーブされた。
結局、そのまま試合は1−0で終了。勝利したインテルが無敗を維持し、リーグフェーズ暫定首位に浮上した。次節は来月10日に行われ、インテルはアウェイでレヴァークーゼン(ドイツ)と対戦。ライプツィヒはホームでアストン・ヴィラ(イングランド)と対戦する。
【スコア】
インテル 1−0 ライプツィヒ
【得点者】
1−0 27分 オウンゴール(インテル)