日本野球機構(NPB)とスカパーJSAT株式会社が27日、今シーズン最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手「スカパー ! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の受賞選手を発表。セ・リーグはヤクルト・長岡秀樹(23)、パ・リーグはロッテ・小川龍成(26)に決定した。
長岡はセ・リーグで7月度の月間受賞選手に選ばれた。7月28日に行われた広島戦(神宮)、3-4と1点ビハインドの展開で相手投手、栗林良吏(28)に対し9回裏二死二、三塁の場面。初球を左中間へ運び劇的なサヨナラ勝利を呼び寄せた。長岡の受賞は昨年5月度以来となる2度目。今季長岡は163安打でリーグ最多安打タイトルを獲得、遊撃手部門でベストナインにも選出されている。
授賞式で長岡は「投票している皆様、心より感謝したいと思います」とコメントし「これからもこの賞を獲得できるように来年も頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
小川もパ・リーグで7月に受賞。7月30日の西武戦(ZOZOマリンスタジアム)で行われた1戦、試合は6-6で迎えた9回裏、二死満塁とチャンスの場面で、相手投手、アブレイユ(29)に対し三塁側へ意表を突くセーフティバントを決めると快速を見せサヨナラ適時内野安打に。自身初となるサヨナラ打で勝利をもたらした。
小川は「この打席は自分の持ち味が出せた打席だった」と自身の一打を振り返り「来年もこの賞を取れるように頑張りたいと思います」と来季を見据えた。
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昨年の受賞者はセ・リーグから巨人・坂本勇人(34)、パ・リーグからロッテ・角中勝也(36)が選ばれた。2009年に制定され今年で16年目を迎える本賞は今シーズンの月間「スカパー ! サヨナラ賞」受賞プレーの中からファン投票で最多得票を獲得したプレー(セ・パ1プレーずつ)を年間大賞とし受賞選手を決定する。