アトレティコ・マドリードのMFコケとFWアントワーヌ・グリーズマンが、チャンピオンズリーグ(CL)通算100試合出場を達成した。
ロヒブランコスの“カピタン”と“エース”が揃って、クラブレベルにおいて最も権威ある大会に足跡を刻んだ。26日に行われたCL第5節でスパルタ・プラハと対戦したアトレティコ・マドリードは、FWフリアン・アルバレスが直接FKから先制点を挙げたのを皮切りに6−0と大勝。そして、同試合に途中出場を果たしたMFコケとFWアントワーヌ・グリーズマンの両名が、CLでの通算出場数を『100』の大台に乗せた。
1992年1月8日生まれのコケは現在32歳。アトレティコ・マドリードのカンテラからトップチームに昇格した後、2013年9月18日のゼニト戦でCLデビュー飾った現カピタンは、約11年の歳月をかけて通算100試合出場(8得点18アシスト)を達成した。しかも、“ワン・クラブ・マン”としてそれを成し遂げたのだ。12シーズン連続で同大会に出場し、2度のファイナルを経験。とりわけ、自身初の決勝戦へと繋がることになる準々決勝セカンドレグのバルセロナ戦でのゴールは、アトレティの記憶に残り続けるだろう。
1991年3月21日生まれのグリーズマンは現在33歳。コケとは対照的に、3つのクラブでプレーした果ての到達に。始まりは、カンテラからトップチームに昇格したレアル・ソシエダで、2013−14シーズンのことだった。そこで6試合に出場した後、2014年夏にアトレティコ・マドリードに加入すると、2019年夏からの2シーズンはバルセロナで16試合に出場するが、大半にあたる78試合をロヒブランコスの“エース”として刻んだ。なお、スパルタ・プラハ戦でゴールを決めたグリーズマンは、ティエリ・アンリ氏やズラタン・イブラヒモヴィッチ氏らに続き、通算100試合目のメモリアルマッチで得点を記録した7人目の選手になったと、データサイト『OPTA』は伝えている。
アトレティコ・マドリードの“アイコン”として、長年に渡ってチームを牽引してきたコケとグリーズマン。いよいよベテランの域に差し掛かってきた両者だが、キャリア最後にクラブ史上初のビッグイヤーを獲得して、真の伝説となれるのだろうか。