【陸上】石川周平、特別支援学校で児童と交流「楽しみながらやってくれた…僕自身もうれしい」

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2024年11月27日 22:41  日刊スポーツ

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「ちば夢チャレンジかなえ隊」派遣事業の一環で筑波大学附属聴覚特別支援学校の子どもたちと交流した陸上男子110メートル障害の石川周平〈撮影・藤塚大輔〉

陸上男子110メートル障害(ハードル)で22年世界選手権代表の石川周平(29=富士通)が27日、千葉・市川市内の筑波大付属聴覚特別支援学校小学部を訪れ、児童たちと交流した。「スポーツ立県ちば」の推進を目的とした「ちば夢チャレンジかなえ隊」の派遣事業として、陸上教室を開催。“先生”としてグラウンドを駆け回り「楽しみながら子どもたちもやってくれて、僕自身もうれしい気持ちになりました」と笑顔を見せた。


小学生の前に立ち、ゆっくりとした口調で分かりやすく説明。中高の体育の教員免許を持っているとあり、明るい表情で堂々と指導した。


岩手県出身の石川は、幼少期にアスリートと交流することがほとんどなかったという。少子化が進む中、現役選手が子どもたちと触れ合う機会は貴重。「選手たちが一緒に動いたり、パフォーマンスを実際に見せたりと、いろいろな触れ合い方があると思う。陸上は楽しいということを感じ取ってもらえれば」と望んだ。


笑顔いっぱいの子どもたちからは、気付きも得た。「小学生を見ていると、走った後なのに、またすぐに走り始めたりする。これができるのは、きっと楽しみながらフレッシュにやっているから。『走ることは楽しい』という思いをベースにすれば、自分ももっと楽しんで練習ができるかな」と学びがあった。


今年は日々のトレーニングと試合でのパフォーマンスがかみ合わず、パリオリンピック(五輪)には届かず。今オフは来年9月の世界選手権東京大会へ向け、関節の位置や体のバネの動きに重きを置いたトレーニングに励んでいるという。「世界選手権でちゃんと戦うことを最大の目標にしてやっている」と思いを口にした。


女子100メートル障害で同じ所属先の田中佑美(25)も参加した。

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