【バスケ】新潟医療福祉大スーパーサブの奥谷真央 バスケ生活集大成をインカレで飾る

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2024年11月28日 07:00  日刊スポーツ

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インカレに向け意気込む新潟医療福祉大・奥谷

全日本大学バスケットボール選手権(29日〜12月15日、東京・代々木第二体育館ほか)に県勢男女3チームが出場する。男子は北信越予選で優勝した新潟経営大(2年ぶり14度目)。B3新潟の練習生で、急成長のPG藤田照瑛(2年=新潟工)が攻撃の要になる。女子の新潟医療福祉大(6年連続16度目)は北信越予選2位で出場。PF奥谷真央(4年=とわの森三愛)がキーマンだ。新興勢力の新潟青陵大(2年連続2度目)のメンバーは、ほぼ県内出身者。北信越予選3位で駒を進めた。まずはグループリーグを突破し、決勝トーナメント進出を目標にしている。


   ◇   ◇   ◇


新潟医療福祉大の奥谷真央(4年=とわの森三愛)は、勝利にすべてをささげる。小1から続けてきたバスケ生活もインカレで終止符を打つ。「集大成で緊張もあるんですけど、自分もチームもいいところを出し切って、バスケ楽しかったって終われるように」と気持ちを込めた。


与えられた役割は“スーパーサブ”。スタメンで出場することは多くない。能力も「高い方ではない」と自覚するが、その中で感じることもある。「見えないところで頑張る選手も必要なのかなって。自分はごみ拾い係なので」。


部活にも勉強にも全力を注いできた4年間だった。将来は理学療法士を志す奥谷は、病院実習なども重なり、4年時には最長で3カ月間もチームを離れた。「副主将なのに申し訳なくて」と選手を引退し、学生スタッフの道も少し考えた。それでも「みんなが支えてくれた分、次は自分がみんなを」と折れることはなかった。


ベンチで常に戦況を見つめながら、入った時にその力を発揮する。「流れを変えることは出来る。スタッツとか記録に残らないプレーでチームに貢献したい」。縁の下の力持ち−。チームには欠かせない存在だ。【大島享也】


◆奥谷真央(おくや・まお)2002年(平14)12月12日、北海道札幌市生まれ。小1からミニバスを始める。屯田北中−とわの森三愛高を経て、新潟医療福祉大に入学。身長172センチ。


○…新潟医療福祉大は、まずはグループリーグ突破を狙う。エースSF江畑光琉(4年=札幌山の手)を中心に、攻守でバランスの取れた選手がそろう。下級生にも力がある。今春リーグ戦では4位ながら、インカレが懸かった秋リーグは2位に滑り込んだ。1年時から全国の舞台を知る江畑は「最後競ったときに勝つのは4年生の力だと思う。泥臭いところはしっかり頑張りたい」と意気込んだ。

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