「不正があれば私財で弁償し切腹…」四国銀行が至宝とする誓約書が話題「土佐国は肝が据わってる」

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2024年11月28日 07:10  まいどなニュース

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四国銀行の看板(beeboys/stock.adobe.com)

高知県における地方銀行として長い歴史を持つ四国銀行。今、SNS上ではそんな四国銀行の「誓約書」が大きな注目を集めている。

【写真】四国銀行が至宝とする誓約書とは

「当銀行ニ従事スル者本行之金円ヲ盗用シ又ハ故(コトサ)ラニ人ヲシテ窃取セシメタルモノハ私財ヲ挙ケテコレヲ弁償シ而シテ自刃ス」

この誓約書は正確には、四国銀行の前身である第三十七国立銀行創業初期(1886年)のもの。『第三十七国立銀行血判誓約書』と呼ばれる文書で、取引に不正があった場合は私財で弁償し、さらに切腹することを三浦萬衛頭取以下全従業員23人が連署、血判し誓ったものだ。

SNSユーザー達から

「これから預貯金は四国銀行やな 但し振り込み引落しは四国か、岡山まで行かないと…」
「血判状なんですね、さすが土佐国は肝が据わってるなぁ😳笑」
「役人にこのぐらいの愛国心が欲しい。」

など数々の驚きの声、感激の声が寄せられるこの誓約書。

四国銀行に問い合わせたところ

「誓約書に関する件につきまして、当行としましては、ホームページで公開している情報が全てであり、その他についての回答は差し控えさせていただきます」

ということだったが、折しも銀行界は三菱UFJ銀行行員が貸金庫から10数億円相当の金品を窃盗した事件で揺れている。四国銀行には創業時の誓約書の精神が今も息づいていると期待したい。

株式会社四国銀行会社概要

本社所在地:高知県高知市南はりまや町一丁目1番1号

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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  • 四国銀行は本店高知市だが、徳島県にも支店がたくさんある。大正末期に徳島の銀行を吸収合併した名残。
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