チャンピオンシップ(イングランド2部)第17節が27日に行われ、日本代表MF田中碧が所属するリーズと同DF橋岡大樹が所属するルートン・タウンが対戦した。
前節終了時点で首位に浮上したリーズが今ひとつ調子の上がらないルートン・タウンを本拠地『エランド・ロード』に迎えた一戦は、序盤からホームチームが主導権を握る。10分にゴール前の混戦からサム・バイラムのゴールで先制すると、前半終了間際にCKからヨエル・ピルーが追加点をマーク。81分にはダニエル・ジェームズがダメ押しの1点を奪い、3−0で今シーズン初の3連勝を飾った。
ダブルボランチの一角としてフル出場した田中は好守に渡って躍動。データサイト『Sofascore』によると、ボールタッチ数「135回」、パス成功率「95%」、キーパス「1本」、地上デュエル勝率「約71%」といったスタッツを記録し、10点満点の採点では両チーム通じて3位の「7.8点」を獲得している。
現地メディアからの評価も軒並み高くなっている。『ヨークシャー・イブニング・ポスト』はチーム内最高となる10点満点中「9点」という評価を付けた上で、そのパフォーマンスを「自分のリズムに忠実な選手。何事においても品格があり、非常に落ち着いていた。守備も良く、ボールを上手くコントロールしつつ状況を良く読み、危険なプレーも創出していた」と称えている。
また、『リーズ・ユナイテッド・ニュース』もチーム内最高タイとなる10点満点中「8点」を付け、「田中についてはこれ以上何も言う必要がない。この種のパフォーマンスは彼にとって当たり前のものになりつつあるからだ。パスのレンジは素晴らしく、常にリスクを回避していた」と賛辞を送った。
なお、ルートン・タウンの橋岡はベンチスタートとなったが、後半開始からピッチに立ち、田中との“日本人対決”も実現した。
【ハイライト動画】リーズがルートン・タウンを下して3連勝!