ぐっすり眠れない、という悩みの原因はいろいろ。でも冬になると、エアコンつけたけどまだ寝室があったまってない、部屋はあったかいけどベッドがひんやり、など、入眠時の寒さが眠りに関係することも少なくない。そこでエアコンの上手な使い方をパナソニックが公開してくれているからのぞいてみよう。ちなみに燃料費高騰の折、“朝までつけっぱなし”の電気代は約21円〜90円だそうだ。
まずは、全国の20〜60代の514人に11月11〜18日に実施した調査結果から。この冬の睡眠満足度については「不満」という人が39%。「なかなか寝つけないことがある」人は79%。「今冬、急に寒くなったと感じる」人も67%いるけれど、睡眠時にエアコンを使っていない人も69%にのぼった。「オフタイマーを設定して就寝時から一定の時間使用している」人は16%、「朝まで使用している」人は10%、「オンタイマーを設定して起床前から一定の時間使用している」人が5%だ。
パナソニック エアーマイスター兼快眠改善インストラクターの福田風子さんによると、寝室は室温15℃〜20℃、湿度50%〜60%をキープするのがおススメ。「冬場でもお布団の中はだいたい32〜34℃になるので、夜中にトイレなどで目が覚めた場合は、お布団の中と寝室の温度に大きな差ができる。急激な低温環境への温度変化は、特に高齢者の方には大きな負担になる」というのが理由。乾燥が気になる人は加湿機なども併用しよう。そして就寝前に布団をめくって暖めておくのもポイント。寝る20〜30分前に布団をめくって寝具を温めておくと寝つきが良くなるという。
一方で気になるのが電気代。エアコンは室外温度と設定温度の差が大きいほど消費電力がかかる。パナソニックのエアコンのログデータをもとに、20時以降に暖房をつけているエアコンの1時間当たりの消費電力(暖房時)を外気温別に算出。そのデータから8時間使用した場合の電気代を計算してくれたものが以下だ。外気温-10℃〜0℃未満:約90円(1時間当たり約363Wh)。外気温0℃〜10℃未満:約62円(1時間当たり約250Wh)。外気温10℃〜20℃未満:約21円(1時間当たり約83Wh)。
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あくまで目安だが、エアコン暖房を一晩(8時間)つけっぱなしで使用した場合の電気代は約21円〜90円というわけだ。電気代が気になる場合は、寝室を暖めてから就寝前にオフにし、起床の1時間前くらいにオンになるようにタイマーを設定しておくと、部屋が暖まって布団から出やすくなるとアドバイスしている。(※調査結果引用元:パナソニック「エオリア」調べ)