【バスケ】渡辺雄太、“八村騒動”沈静化へ報道陣に訴え「選手にコメントを求めるのもやめて」

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2024年11月28日 16:25  日刊スポーツ

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会見終了後、トム・ホーバス監督と八村塁について語る渡辺(左)(撮影・横山健太)

バスケットボールBリーグ1部(B1)千葉ジェッツの渡辺雄太(30)が、日本協会へ不信感を示している八村塁(26=レイカーズ)について言及した。


28日、都内でオールスターゲームに関する記者会見に出席後、自ら報道陣へ説明の場を設定。「塁とトム・ホーバス・ヘッドコーチとの関係性が良くなかった。それは事実」と認めた上で、報道陣へ騒動の沈静化を訴えた。


渡辺によれば、2人の関係が悪化したのは昨夏のワールドカップ(W杯)での記者会見。ホーバス監督が「代表チームでプレーしたい場合は、彼が私たちに電話するべきだ」という趣旨の発言をし、その記事を目にした八村が激怒したためだった。ただ実際には、八村の代理人の意向によって日本代表のコーチ陣と八村との連絡手段が遮断されており、指揮官は「こちらから連絡をとれないから、塁から連絡をしてほしい」という意味で発言。その真意が伝わらず、両者に溝が生じたのだという。


今月13日には八村が代表批判を展開。23日にも再び苦言を呈し、騒動は激化している。渡辺はホーバス監督が精神的に疲弊していると明かし「あまりにも事が大きくなり、これ以上トムに負担がかかるのは嫌だったので、こういう形で皆さんの前に出させていただく方法をとった」と異例の対応に至った理由を説いた。


さらに「塁の発言がきっかけで、トムがよく思われていないという記事が出たり、全部がうそみたいな記事が出てしまって。見る人はどうしても信じてしまう。そこは僕も不本意」と吐露。批判を繰り返した八村についても「塁も自らこういう発言をするとは思えなくて。おそらく(報道陣から)聞かれたから言ったんじゃないかな」と推し量った。


集まった報道陣へは「気になる話題だとは思いますが、可能ならこの話はここでいったん(止めてほしい)」と提言。30日からは代表活動で中断中だったBリーグも再開するとあり「この問題について、選手に質問をしてコメントを求めるのもやめてほしい」と訴えた。


◆八村の発言 今月13日に日本協会の姿勢をビジネス優先とし、代表活動の在り方について批判を展開。23日にも再び苦言を呈し「プレーヤーファースト(選手第一)の精神が見られない。そういう方針の日本代表ではプレーしたくないし、そういう団体とはやりたくない」「(ホーバス監督の)練習のやり方、ミーティングも世界レベルではない」などと話していた。

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