中国で、3つ子を妊娠していると言われた女性が、その後の検診で9つ子を妊娠していることが分かった。女性は妊娠しにくい体質だったため、排卵誘発剤を使用していた。中国のニュースメディア『广州日报新花城』などが報じた。
【この記事の他の写真を見る】
中国・江西省南昌市在住の25歳の女性が現地時間12日、市内の病院で9つ子を妊娠していることが判明した。名前がホウさん(侯)とだけ伝えられている女性は、結婚して1年が経とうとしていたが、妊娠の兆候が見られなかった。
不安を覚えたホウさんは、病院で検査を受けた。すると子宮に複数の嚢胞と子宮内膜ポリープが見つかり、妊娠しにくい状態であることが分かった。そこでホウさんは、医師の勧めを受け、排卵誘発剤を使用することにした。
ホウさんは10月初旬に排卵誘発剤の投与を受けたが、10月下旬に医師の検診で3つ子を妊娠していることが明らかになった。ホウさんは、当時のことを「自分が妊娠していると知って、本当に嬉しかった。母親になる夢が叶ったのですから」とその喜びを語った。
しかし今月5日、2回目の定期検診でホウさんは驚きとともに複雑な気持ちになってしまった。ホウさんの子宮内に胎嚢が8つあり、8つ子を授かっていたからだ。当時のホウさんは、ひどい吐き気と食欲不振に苦しんでおり、それが不安をさらに強める要因になったという。
そして1週間後、今月12日に受けた3回目の検診では、8つ子ではなく9つ子を妊娠していることが分かった。ホウさんの夫は記者団の質問に応じ、「検診後、妻の妊娠をどのように進めていくのがベストか、医師のアドバイスを待っているところです」と語った。後日、ホウさんの夫はSNSに動画を投稿し、具体的な状況を説明した。
「妻は健康状態が万全ではなく、さらに体格もかなり小柄です。それに子どもの教育や成長などさまざまな事柄を考慮して、胎児の数を減らす選択をしました。」
ホウさん夫妻は、医師から「9人出産するとなれば、母体だけでなく赤ちゃんにとってもリスクが非常に高くなり、複数回の減胎手術が必要になる」と言われ、ホウさんは今月18日に初回の減胎手術を受けた。4つの胚を減らしたが、2回目はさらに3つの胚を減らし、最終的には双子を出産する予定だと明かした。
画像は『广州日报新花城 「罕见!江西一25岁女子怀上九胞胎」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)