アメリカのバイデン大統領は、トランプ次期大統領が表明したメキシコとカナダからの輸入品に関税をかける方針について、考え直すよう求めました。
アメリカ バイデン大統領
「考え直してほしい。それは逆効果だと思う」
バイデン大統領は28日、トランプ氏がメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課す方針を示したことについて、両国との関係を「台無し」にしかねないとして、見直すよう求めました。
トランプ氏は、両国から不法移民や合成麻薬などが流入していると主張。中国に対しても、合成麻薬が流入していることへの対抗措置だとして、輸入品に10%の追加関税を課すと表明しています。
これに対し、中国商務省の報道官は「貿易相手国の関税を引き上げても、アメリカ自身の問題を解決することはできない」などと述べ、「一方的な関税の引き上げだ」として反対する立場を強調しました。
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トランプ氏は大統領選で、中国からの輸入品に60%の関税をかけると公約していて、米中間で今後、貿易戦争が激化することが懸念されています。