日本代表MF遠藤航の所属するリヴァプールが、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)の獲得に関心を寄せている模様だ。現地時間28日、スペインメディア『fichajes.net』が伝えている。
今夏、リヴァプールはスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)の獲得を目指すも、実現に至ることはなかった。だが、いざシーズンが始まると既存戦力のオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが中盤アンカーの位置で素晴らしい活躍を見せており、絶対的なレギュラーに君臨している。
一方、アルネ・スロット監督がフラーフェンベルフを重用することで、同選手のコンディション悪化を懸念する向きもある。本来、中盤アンカーには昨季主力としてチームを支えた遠藤がいるのだが、ユルゲン・クロップ前監督よりもポゼッション志向が強いスロット監督の下で出場機会が激減。今季は試合終盤にクローザーとして途中投入されることがほとんどで、先発出番はカラバオカップの2試合しかない。
『fichajes.net』によると、リヴァプールは今冬に中盤の新たな人材を確保したいと考えているようで、デ・ヨングを獲得ターゲットに据えている模様。同選手は、負傷の影響もあり今季バルセロナで出場機会が減少しており、現地メディアでも退団の可能性が取り沙汰されている。また、バルセロナのハンジ・フリック監督は中盤にスペイン代表MFマルク・カサドや同MFペドリといった選手を好んで起用しており、デ・ヨングの優先度は必ずしも高くないように見える。
仮にデ・ヨングがリヴァプールに加入すれば、遠藤の置かれる状況はさらに厳しさを増すことになる。