【ワシントン時事】ロイター通信によると、メキシコのシェインバウム大統領は28日の記者会見で、米国に流入する不法移民対策に関連し、「米国との国境を閉鎖することはないと断言できる」と強調した。トランプ次期米大統領が前日の電話会談後、SNSに投稿した「メキシコは事実上、国境を閉鎖する」との主張を否定した格好だ。
シェインバウム氏は、トランプ氏との食い違いについて、コミュニケーションのスタイルの違いによるものだと指摘。電話会談では、トランプ氏が打ち出したメキシコ、カナダへの25%の関税については議論しておらず、不法移民や麻薬対策を協議したと説明した。「友好的な対話だった。良い関係を築くことで一致した」という。