チャンピオンズCは1コーナーまでの入りがカギに 細江純子が「理想枠」と注目した2頭とは

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2024年11月29日 21:00  netkeiba

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▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】

◆ダート&2歳戦のパドックは…

 ジャパンCで皆さんは、何を思われましたか? まず私はパドックでのドウデュース。今までで1番と言える素晴らしいデキに、惚れ惚れとしてしまいました。と同時に、スタート直後から天皇賞(秋)を思い出す武豊騎手の騎乗振り。とは言え道中においては2400mということもあり、かなり行きたがる感じで正直大丈夫かな…と見ていましたが、最後はその我慢が爆発するかのような末脚。凄かったですね。

 残すところ有馬記念の1戦となりますが、昨年のレース後、武豊騎手はドウデュースの状態について「普通だった」と話されていただけに、今年は昨年以上のパフォーマンスが期待できそう。楽しみです。

 またドウデュース以外でのパドックにおいては、ドゥレッツァとゴリアットが良く見え、推奨。普段、競馬や馬の話をするGI馬を数頭担当されてきた持ち乗り助手の方もレース後、「ゴリアットが素晴らしく見えた」と話されており、この馬がセン馬というのが本当に残念に思えました…。

 個人的なことで言えば、この秋は、ホウオウビスケッツ・ラヴェル・エルトンバローズ・ドゥレッツァとパドック推奨馬の好走もあり、知人や仕事関係者から、「ありがとう」「今週もお願いします」とのラインが多数入りましたが、今週からの3週GIは無理だと思っています。

 と言うのもこれには理由があり、今週においてはダート、その後の2週においては2歳馬。芝馬とダート馬は本質的に見え方が違いますし、2歳においてはポテンシャルだけで走ってしまう馬も存在し、デキの良し悪しではない確率の方が高いのです。

 よってこれからの3週、特に2歳戦においてのパドック評価は冷ややかな目で見てもらいたいと思います。

 そのチャンピオンズカップですが、面白い枠順になりましたね。

 先行馬たちが内に多く存在。内よりも外が良いと思っていたサンライズジパングは12番。ただこれだけ内に先行馬が揃っている事に加え、1コーナーまでの入り口が短い点がどうでるのかな? とも思います。

 そんな中、理想枠と思えるのがハギノアレグリアスの3番とウィルソンテソーロの8番。反対に、調教の良かったガイアフォースは16番ゆえ、印に迷ってしまう枠に…。

 結論は、もう少し考えてにします。

 それでは皆さん、また次週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。

(文=細江純子)

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