【バレー】サントリー高橋藍、先発復帰2戦目での接戦に「しんどかった」フルセットで勝利

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2024年11月29日 22:26  日刊スポーツ

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サントリー対日鉄堺 勝利のスパイクを決めた高橋藍は笑顔を見せる(撮影・上田博志)

<バレーボール大同生命SVリーグ:サントリー3−2日鉄堺>◇29日◇第8節◇大阪府立体育館



サントリーサンバーズ大阪が、日本製鉄堺ブレイザーズに2連勝した。


2時間29分にわたる熱戦を締めたのは、高橋兄弟だった。


第1セット(S)。序盤はサイドアウトを取り合う展開が続いたが、16−15から高橋藍(23)のサービスエースなど3連続得点で均衡を破り、25−20で先取。第2Sも25−19で奪取して王手をかけたが、第3S以降展開が変わった。


第2Sまで11得点を挙げていた大砲ムセルスキー・ドミトリーが肩を痛めて離脱。それまで機能していたアライン・デアルマス(23)の強打もブロックに阻まれるなど苦しみ、2−2から6連続失点と後れを取った。以降も流れを引き戻せず17−25で失うと、第4Sも23−25で続けて失セット。フルセットに持ち込まれた。


第5Sも一進一退の攻防となったが、正念場で高橋藍の勝負強さが光る。


7−7から3連続失点を喫して劣勢になるも、10−12から高橋藍やデアルマスの猛攻で3連続得点を挙げ、高橋藍のアタックで14−13に。ここで、リリーフサーバーとして兄の高橋塁(24)が登場。期待通りのサーブで相手を崩すと、最後は高橋藍がスパイクを打ち込み、相手レシーバーを打ち抜いた。フルセットの激しい戦いを制した2人は、スキップするようにコート内を跳ねて喜んだ。


高橋藍は「しんどかった。皆さんもしんどかったと思いますけど」と笑顔。「もっと強いサンバーズに。もっと盛り上げて、いい試合をできるように頑張ります」とファンに呼びかけた。


次戦は12月7日、敵地の愛知・エントリオで、ウルフドッグス名古屋と対戦する。【竹本穂乃加】

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